東具のモノづくり

[売り場の課題を、什器で解決する。]キャスコ株式会社 様 / グローブ&マーカー-回転什器

[売り場の課題を、什器で解決する。]キャスコ株式会社 様 / グローブ&マーカー-回転什器

限られた面積の中に、多彩な商品を陳列する方法は?

グローブやマーカー、ティーなど、多彩な商品を展開されているゴルフ用品メーカーのキャスコ様。場所を選ばず、いろいろな売り場に、多くの種類の商品を陳列できるようにしたいというご相談をいただきました。具体的な仕様や完成イメージは決まっておらず、どのような陳列方法がふさわしいかという提案から、東具にお任せいただけることになりました。

限られた設置面積の中、さまざまな商品を陳列するためには、どのような方法が最適か?たとえば、「Flex Style」というグローブの新シリーズ(当時)だけでも8色のカラーバリエーションがあり、すべての色を並べるとその商品だけでかなりの設置面積が必要になります。また、ただ商品を並べるだけではなく、売り場のお客様にとって、見やすく、手に取りやすいことも重要です。このような課題を整理し、東具社内で検討を重ねた結果、「回転什器」というアイデアが生まれました。

従来の枠に捕らわれない、紙製の回転什器。

それまでも、眼鏡屋やポストカード売り場などで、鉄素材の回転什器が使われていましたが、東具が提案したのは紙素材の回転什器。紙を使用することにより、デザインに自由度が生まれ、意匠性を向上させることができます。ロゴマークやキャッチコピー、商品の特長紹介なども簡単に印刷できるため、インパクトと訴求力を強めることもできます。また、お客様の商品ラインナップに合わせた結果、五角形という珍しいかたちの回転什器となり、この形状も売り場で目を引く要因のひとつとなっています。

デザインや形状だけでなく、構造の面でも東具ならではの強みを発揮しています。何度も什器を回転させるうちに不具合が生じたりしないよう、紙でありながらも十分な強度を確保し、機能性が劣らない構造を実現しました。これは、構造・設計に習熟したスタッフや、試作品を社内で制作できる設備など、開発環境が整った東具だからこそできるものづくりではないでしょうか。

さらに、この回転什器は、マーカーを掛けられるフックタイプと、グローブを収納できるポケットタイプ、同じ構造で2種類の使い方に対応しています。つまり、コストを抑えながら、陳列できる商品のバリエーションを増やすことに成功しているのです。

課題解決や付加価値につながるものづくりへ。

キャスコ様からは、納品後に増産のご依頼をいただきました。この回転什器が、売り場の有効活用や商品訴求の強化に貢献できている証ではないかと感じています。また、JPM Creative Design Show 2009「運輸・エネルギー・スポーツ・旅行」部門において銀賞をいただくこともできました。

この回転什器の提案は、「ものづくりを通して、お客様の課題を解決したり、プラスαの付加価値をお客様に提案することもできると私たちに気づかせてくれる経験になりました。以来、東具は提案力に磨きをかけ、ものづくりをさらに進化させています。また、この事例をきっかけに、紙素材を用いた什器を得意分野のひとつとして、幅広い提案・制作を行っています。