かつてない『炎』の表現を追求。
象印マホービン株式会社様/圧力IH炊飯ジャー 炎舞炊き
新フラッグシップモデル
『炎舞炊き』の販促物を制作。
象印マホービン様が、それまでの『極め羽釜』シリーズからの脱却を目指して開発されたのが『圧力IH炊飯ジャー 炎舞炊き』です。炊飯の原点である「かまど炊き」を再検証することによって、かまどの強い炎による「局所加熱」がポイントであることを発見。ローテーションIH方式による大火力でかまど炊きを再現したフラッグシップモデルです。
世間に根付いている『極め羽釜」のイメージを払拭し、この『炎舞炊き』のデビューをどのように販促物で印象づけるか。その重要な仕事を、日頃からデザイン力を評価いただいている東具にお任せいただけることになりました。これまで炊飯ジャーの店頭販促のお手伝いをさせていただくなかで培われた表現のノウハウ、それにデザインから設計・開発まで幅広いプロフェッショナルが在籍しているからこその密度の高いコミュニケーションとスピード感を活かして、制作にあたりました。
PETの構造物も交えた
立体感のあるビジュアルで『炎』を表現。
販促ツールの制作で非常に重要となったのが、デザインテイストです。高級感と重厚感を表現しながらも、これまでの『極め羽釜』とは異なるイメージを打ち出さなければ、エンドユーザーにインパクトを与えることができません。そこで、『炎舞炊き』のキーとなる炎のゆらぎをメインモチーフに採用することに。その一方、業界初の新たな炊飯方式であることをわかりやすく表現することも求められます。デザインでは、かつてない炎の表現にこだわり、明るい色合いから重厚で力強いイメージまで幅広くデザイン案を提出していきました。
最終的には、「炎の表現には奥行き感・立体感がほしい」というご担当者様のコメントをヒントに、立体感あるビジュアルおよびPETの構造物で炎を表現するアイデアにたどり着きました。象印様ならではの炊き方を表現するためにいくつもの素材を組み合わせ、細かな画像処理にもこだわり、原寸サンプルを出力して店頭での見え方なども検証しながら微調整していきました。
毎年新たな『炎』の表現を
生み出す東具のデザイナー。
炎の表現の勢い・力強さにこだわった甲斐もあって、ご担当者様からは「売り場でも他メーカーに比べて非常に目立っている」とご好評いただくことができました。また、販促物の表現を模倣するメーカーも現れているとのことで、東具のデザイン力についてあらためて高く評価いただきました。その後のマイナーチェンジモデルについても、同様に販促物の制作をお任せいただいています。
上述の通り、本製品の店頭販促の企画では、『炎舞炊き』ブランドの演出のために『炎』をいかに力強く勢いがあるように表現するかが重要となりました。『炎舞炊き』のリリースから数年たちますが、毎年新たな炎の表現を生み出していくのは決して簡単ではありません。しかし、東具のデザイナーは、最終的には必ず前年を凌ぐ表現を形にします。その表現の幅の広さには、社内からも驚きの声が上がるほど。常に新しい表現を追求し、クライアントおよびエンドユーザーに感動を与えられるデザイナーの存在は、間違いなく東具の強みと言えます。