こんにちは。東京営業の柴田です。
私たち業界特有の用語の意味について解説する「販促用語集」のVol.13です。
今回は、第13回目ということで、様々な「商品管理」に関する用語をご説明いたします。
店頭販促物を作成する際には、どんな商品を何個置くのか?大事なポイントになります。
このやり取りをする際に、必要な用語になります。
なお、本来の意味合いと異なるケースもあります。ご注意ください。
【SKU】(読み:エスケーユー)
・Stock Keeping Unit(ストック・キーピング・ユニット)を省略した呼び方。小売り・物流・流通に使用する、受発注・在庫管理などに使用する商品管理の際の最小識別単位のこと。
(解説)
主に、商品が何種類あるのかを伝える際に使用される用語です。
この種類数というのはサイズによっても分かれますので、
取扱商品が、コーヒーのMとLであれば、2SKU。
取扱商品が、コーヒーのMとL、紅茶のMとLであれば、4SKUというカウントになります。
取扱商品が、コーヒー(ブラック)のMとL、コーヒー(微糖)のMとL、紅茶のMとLであれば、6SKUというカウントになります。(同じコーヒーでも、味という種類が分かれるのであれば、別のカウントになります。)
※ちなみに、仮に商品が「イチゴ味」「ミカン味」「チョコ味」などの3つあったとしても、
バラ売りせずに3個で1セットの販売単位とした場合には1SKUとなります。
【フェイス】
・フェイス=FKU(Face Keeping Unit(フェース・キーピング・ユニット)の最初の単語だけとって、省略した呼び方。フェイス数などという場合もある。
(解説)
実際に店頭に出すSKUの事です。
店頭の陳列スペースには限りがあるので、6SKUの商品があったとしても、すべて並べることができない場合もあります。
たとえば、商品がコーヒーのMとL、紅茶のMとLの4SKUあったとしても実際に並べることができるのがコーヒーのMとL、紅茶のMという場合は3SKU並べる=3フェイス並べる=3FKUという意味合いになります。
また、店頭でのボリューム感をアップさせるために、同じ商品を複数並べることもあります。
この場合、たとえば、商品が、コーヒーのMとL、紅茶のMとLの4SKUあったとしても
コーヒーのMを2つ並べるとすると、4SKUかつその内1種類を2個並べる=5フェイス=5FKUとなります。
「品番」(ひんばん)
型番(かたばんと呼ばれることもあります。商品を管理する為の番号になります。
(解説)
商品を識別する為の管理番号になります。
色やサイズ、同じ商品でもコラボパッケージなどは、同一商品として扱う場合と、別商品とする場合があります。家電量販店向けの商品などでは、まったく同じ商品内容であったとしても、大型量販店向けと、通常の量販店向けて品番を分けて管理している企業もあります。
最後に
今回は、あまり日常生活では耳なじみのない用語だったのではないでしょうか。
知らない状態で、打合せ時に、SKUや、フェイスと言われた場合、困ってしまうかもしれません。
店頭販促を製作するには、小売り・流通に関連する用語も理解しておく必要がありますが、
今回ご紹介したSKUとフェイスは混同しやすいので、注意が必要です。