こんにちは。大阪紙器設計の原です。
様々な什器やPOP什器類を、トレンド情報を混ぜながらご紹介させていただく
「販促什器トレンド図鑑」のVol.3です。
第三回は【フロア什器】について説明いたします。
フロア什器とは?
フロア什器とは店舗の床に置いて使用する什器類を指します。多くの商品を陳列する為、ハンガー什器やカウンター什器に比べるとかなり大きな什器になります。
普段は定番棚に陳列されている商品もフロア什器に陳列すれば、
売り場で大きく目立たせることができます。
また訴求面を広く取ることができるので、商品の世界観やブランドイメージを強く表現することも可能です。
今回はその中でも代表的なフロア什器を幾つかご紹介いたします。
ジャンブルフロア什器
フロア什器としては最もポピュラーな形になります。多くのバラエティーショップやドラッグストア、スーパーマーケットに導入されています。
ジャンブル(Jumble)とは英語で「ごちゃ混ぜ」という意味です。その名の通り商品を整列して展示するのではなく、商品を大量に投げ込んで陳列するフロア什器です。
商品の補充が楽なため、店頭作業の負担削減にも繋がります。
棚式フロア什器
商品を陳列するための棚を複数搭載したフロア什器です。
ジャンブルフロア什器より背が高いので、陳列された商品がお客様の目に留まりやすいです。
陳列する商品の重量が大きいと棚の強度が持たず壊れてしまうのですが、弊社で独自に開発した樹脂成型品カンタナパーツを用いれば高重量の商品を陳列することも可能です。
カンタナパーツ
等身大フロア什器
斜めに傾いた大きなパネルに商品を吊るすためのフックを取り付けたフロア什器です。
什器全体をデザイン面として利用することが可能で、お客様に強いインパクトを与えることができます。
什器を薄く折り畳むこともできるため配送コストを下げる事が可能です。
コスメフロア什器
その名の通り化粧品(コスメ)を陳列するためのフロア什器です。
ただ商品を並べるのではなく、什器の形状やデザインを工夫して商品ブランドの世界観を強く打ち出すことができます。
コスメフロア什器は店舗で並べて設置されることが多く、競合ブランドと比べた時に見劣りしてはいけません。
そのため商品の陳列の仕方や見た目の美しさが非常に重要です。
写真のコスメフロア什器は旅行鞄から様々なメイクアップアイテムが飛び出しているイメージで製作しています。
上部の訴求面を斜めにしたり、土台をねじれた形状にしたりすることで、什器全体に動きを与えアイキャッチ効果を狙えます。
最後に
以上、代表的なフロア什器をカテゴリーに分けて説明いたしました。
フロア什器は配送コストや製作費がカウンター・ハンガー什器に比べると、どうしても高くなってしまいますが、什器そのものが大きく目立つため、販売促進を行う上では、最も効果的な什器になります。
その中でもコスメフロア什器は店舗で非常に目を引くので、各社が多種多様な見せ方・形状を模索しています。
今回はフロア什器についてご紹介しました。今後は、今までにご紹介したカテゴリーを更に深掘りしてコラムでご紹介していく予定です。特にコスメフロア什器は形状や商品の配置等がバラエティーに富み、オリジナリティーに溢れるものが多く、ご興味を持っていただけるかと思いますので、是非お楽しみください。
また弊社の大阪・東京・福岡のショールームには最新の実績物の他、実際に製作したフロア什器も多数展示しております。ご興味のある方は、各拠点の東具営業までお気軽に見学をお申し出ください。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。