COLUMN

  1. ホーム
  2. 販促支援コラム
  3. 販促什器トレンド図鑑 Vol.20【家電カウンター什器~理美容家電~】No.2

2025.11.12販促・マーケティング

販促什器トレンド図鑑 Vol.20【家電カウンター什器~理美容家電~】No.2

こんにちは。大阪紙器設計の原です。

様々な什器やPOP什器類を、トレンド情報を混ぜながらご紹介させていただく「販促什器トレンド図鑑」のVol.20です。

第20回は【家電カウンター什器~理美容家電~】No.2について説明いたします。

美容家電の市場ですが株式会社富士経済がレポートした「美容家電・健康家電市場の現状と将来展望」や矢野経済研究所の発表によると
2022年には2826億円 2023年には3071億円 2024年には3200億円前後(推定) 2025年には3336億円(予測)と順調に推移しています。
成長率は+18%と非常に大きい数字になっており、同様の比較をした際の健康家電の成長率+4.6%の約4倍の成長率を示しています。

前回のコラムでも述べた様に消費者の多くは店頭で家電を購入しますので、必然的に店頭販促に各社力を入れてると予測されます。
今回は競合他社と一歩差をつけられるような理美容家電什器をご紹介いたします。

理美容家電向けカウンター什器①

※画像はイメージ図です

美顔器を展示する什器になります。

昨今の美顔器は高性能かつ多機能な物も多く存在しています。そういった商品は説明すべき情報も多くなりがちですが、店頭での情報量が多くなればなるほどブランドイメージが損なわれる危険があります。
画像の什器は思い切って訴求面を大きく減らし商品の世界観を表現しています。はっきりとしたブランドイメージが既にある場合はこのような什器も可能です。

理美容家電向けカウンター什器②

※画像はイメージ図です

電動歯ブラシを展示する什器になります。

電動歯ブラシは「ヘルスケア家電」や「オーラルケア家電」に分類されることが多いですが、ホワイトニング機能やスマート連携が登場し美容意識の高い層に訴えてる商品も出現しています。
この事から口元の美しさを美容の一部と捉えて美容家電として扱われるケースも増えています。
その為、電動歯ブラシを設置する什器は今までより美容を意識した什器が求められると予測されます。

画像の什器は構成こそシンプルなものの、背面を透明樹脂のケースにしその中に訴求物を浮かべる事で透き通りのあるイメージを展開しています。
美容のみならず健康に関する商品を陳列する際は透明素材を上手く使う事で、清潔感のアピールも行うことが出来ます。

理美容家電向けカウンター什器③

※画像はイメージ図です

マッサージガンを展示する什器になります。

美顔器等と比較するとマッサージガンは機能性・実用性が重視される傾向があります。
その為、それらの要素を説明する為の訴求面を大きくとり商品と付属アタッチメントを什器の片方に纏めて陳列する事が多いです。

しかしそれでは似たり寄ったりな造形になってしまい、売り場で競合商品に埋もれてしまします。
こちらの什器は展示台全体に商品を散って配置しそれそれに角度の付いた段差を付ける事で動きを与えています。
什器前面には小さい冊子を取り付ける事で少なくなった訴求面を補っています。

美容家電等のテスターはお客様が立ち止まって試用しますので、その際に冊子を捲ってもらう動線が自然と出来上がります。

理美容家電向けカウンター什器④

※画像はイメージ図です

ドライヤーを展示する什器になります。

日本のドライヤー市場は2020年~2024年にかけて大きく成長してます。株式会社富士経済が発表した『美容&健康家電市場・関連サービストレンドデータ 2023-2024』によると25年には715億円に達すると報じています。特筆すべき点として3万円以上の高価格帯製品が市場の約4割を占めると予測している事です。
要因としてはコロナ禍以降の美髪志向の高まりや高機能化による差別化が挙げられています。

当然ながら展示する什器もそれに見合った高級感が必要になります。こちらの什器は金装飾を施した溝を走らせる事でシャープで高級感のある世界観を演出しています。
ドライヤーを展示する什器はサイズが大きい物も多い為、店頭で与えるインパクトも大きいです。それゆえ什器形状へのこだわりがより強く必要になります。

最後に

以上、理美容家電向けカウンター什器を幾つかご紹介致しました。

上述したように美容家電業界は高性能で多機能な高価格帯の商品が増えております。
一方で安価で手に取りやすい商品も存在しています。安価=低品質では決してありませんのでそういった商品類は“使いやすさ”や“安全性”等を訴求することで、異なる価値を感じてもらえる事も出来ます。
今回はご紹介した什器は高級感やブランドイメージを強く打ち出した物が多いですが、訴えたい内容や企画の予算によって最適な什器の形状は大きく変化します。
弊社ではお客様の要望に合わせて多様な什器をご提案していますので、お気軽にご相談いただければ幸いです。

弊社の大阪・東京・福岡のショールームには最新の実績物の他、
実際に製作した家電向けカウンター什器も多数展示しております。
ご興味のある方は、各拠点の東具営業までお気軽に見学をお申し出ください。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

投稿者

原

企画開発部 西日本設計チーム

西日本設計チーム係長
特技は折り紙。好きな言葉は「枯れた技術の水平思考」

まずはお気軽にご相談ください

06-6965-3331

平日 9:00~17:00まで受け付けております。

お問い合わせ

まずはお気軽にご相談ください

最新のセールスプロモーションカタログをお届けします。

資料請求

POPツールカタログはこちら