こんにちは。大阪紙器設計の原です。
様々な什器やPOP什器類を、トレンド情報を混ぜながらご紹介させていただく
「販促什器トレンド図鑑」のVol.5です。
第5回は【化粧品(コスメ)向けハンガー什器】について説明いたします。
化粧品(コスメ)向けハンガー什器について
前回の販促什器トレンド図鑑でも記述した通り、化粧品(コスメ)向けの什器類はお客様の目を引くために数ある商品カテゴリーの中でも多様な形状が存在しています。
しかしハンガー什器には省スペース性が求められる為、カウンター什器と比べると行える選択肢が限られてきます。
今回は売り場の隙間でもしっかりと活躍できる化粧品(コスメ)向けハンガー什器をご紹介いたします。
化粧品(コスメ)向けハンガー什器①
陳列する商品をぐるっと装飾で囲った什器です。
ハンガー什器は正面から見たときに長方形になりがちなのですが、円形に近づける事で柔らかい印象をお客様に与える事が出来ます。
出来るだけ長方形感を無くす為に、什器本体と看板部分も分離させています。
化粧品(コスメ)向けハンガー什器②
什器全体を曲線で構成し商品が持つ滑らかさや優しさを表現した什器です。
ハンガー什器で商品を置いて陳列する際、四角い箱状の籠に陳列される事が多いです。
形状での差別化を行う事で、商品特徴を表現すると同時にアイキャッチ効果を与えられます。
化粧品(コスメ)向けハンガー什器③
写真の什器は商品の陳列こそフォーマルですが、什器上部にユニークな装飾を様々に施しています。
屋根には猫が寝転がっており、吊るされた看板には蝶々が止まっています。
また看板を吊るす為に小さな金色のチェーンを使用し世界観の補強を行っています。
一目見て面白い・可愛いらしい什器を製作すればお客様の目をグッと引く事ができます。
化粧品(コスメ)向けハンガー什器④
商品のビックダミーを什器に組み込むと、商品の外観情報を強くお客様に訴える事が出来ます。
(ビックダミーとは陳列する商品を拡大した造形物を指します。商品パッケージのビックダミーはデカパケと呼ばれる事もあります。)
什器の持つ情報がビックダミーのみだと大味な印象を与えてしまう為、什器上部や商品陳列部分に装飾を施す事でハンガー什器全体の視覚的なバランスを整える事も重要です。
最後に
以上、アイキャッチ効果に優れた化粧品(コスメ)向けハンガー什器を幾つかご紹介致しました。
余談ですが、2021年の4月に経済産業省と日本化粧品工業連合会は、持続的な発展と競争力強化を目指す為に「化粧品産業ビジョン」を定めました。
その中には「SDGsに関する意識の高まりと、化粧品メーカーによる目標達成に向けた取り組みの事例」が掲げられています。
SDGsの目標の1つである「つくる責任 つかう責任」の一環として、今後は環境に配慮した商品パッケージの開発やプラスチックの削減が行われていくようです。
ハンガー什器には商品をプラスチック製のフックで吊り下げるタイプの物が多数ありますが、今後はそういったプラスチック製品は敬遠されていくと予想されます。
しかし弊社には環境に配慮した完全紙製の商品吊り下げフックや、再生可能なバイオマス資源で製造したフックもございます。
環境に配慮した販促物にご興味のある方は、各拠点の東具営業までお気軽にお問い合わせください。
また弊社の大阪・東京・福岡のショールームには最新の実績物の他、実際に製作した化粧品(コスメ)向けハンガー什器も多数展示しております。
ご興味のある方は、各拠点の東具営業までお気軽に見学をお申し出ください。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。