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2023.05.10社長コラム

人間の本質

株式会社東具 代表取締役社長の清水貴義です。
日頃より、東具に関わる皆様方には誠に感謝いたします。ゴールデンウイークも明け、いよいよ活動的なシーズンが到来しました。

長い事悩まされていた新型コロナウイルス感染症に関して世界保健機関(WHO)は、もはや世界的な公衆衛生上の緊急事態には当たらないとの見方を示しました。
日本では季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられました。国や企業の判断で制限や保証がされていたのが、今後は個人の判断に委ねられるというものが増えますので一層の注意が必要になると思います。

企業に関しては、新型コロナウイルス感染症の影響にともなう特例による雇用調整助成金(コロナ特例)の支給を受けたところも多いのではないでしょうか。
個人でコロナの治療などで負担することがなかったものが、医療費や入院費などは基本的に自己負担になり、ワクチンも今年度は無料で接種出来ますが、今後は自己負担になるかもしれません。

国の判断で行われていた施策、すなわち政治家や有識者の方々の議論をもとに施行された施策は賛否両論ありますが、私は決断を下す内閣総理大臣の心労は大変なものだっただろうと想像します。政治家の方を良く思わない人も少なからずいると思いますが、その立場にもし自分がたったらと想像するだけでゾッとします。

日本の人口約1億2,400万人(2023年4月時点)の生活に関わる判断をする方々は、決して無責任な判断をしていないと私は信じています。

私は元々そんなに勤勉家でもなかったのですが、浅い知識のものを幾つか心に留めています。
その一つに「性善説」があります。おそらく私が高校生の時に古典か何かの授業のときに得た知識で、「人間は生まれながらの悪人はいない」という孟子の言葉です。
結果的に罪人となってしまった人でも、もともとは事の善悪を理解していた。心の弱さなどから罪を犯してしまったのだろう、と。要するに、人間誰しも「人を陥れることや欲に溺れることは悪いことだという認識は持ち合わせている」と、私は思っています。

ですから、どれだけの大御所で私利私欲にまみれたように見える政治家の方も、政治家を志していた頃は純粋に世のため人のためと思い活動に専念していたでしょう。

企業においても、新入社員の頃は希望に満ち溢れて、成長して世の中や会社に貢献しようという気持ちを強く持っていたと思います。それがある程度の権限を持つようになると、自分の思考に偏った判断をして、周りから反感を抱かれることもよくある話です。

人間、多少の価値観の違いというものはあって当然なのですから、お互いの考えを尊重し合うことが大切だと思います。
まず、自分自身のことは置いておき、国や国民、企業や社員にとって良いことは何かと考えることが、そこのリーダーの役割だと思います。

ただ、注意しなければならないのは、お節介にならないこと、恩着せがましくならないことです。
足りていない部分を補うぐらいが丁度よいのではないでしょうか。

コロナショックからの脱却の今、世のため人のために何が出来るかぐらいの余裕をもたないと、結局自分のことでも窮々パンパンになってしまうような気がします。

人間の本質は、自分と身の回りの人の幸せを望むことのようですから、皆が思いやりをもって人と接してほしいと思います。

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