2024.02.14Web
エラーメールの原因と対策は?
Webコミュニケーション事業部の安田です。
メール送信後にエラーメールが戻ってくることがありますが、エラーメールには原因があります。最近は迷惑メールやなりすましなどの対策で厳しくなっており、Googleも2月1日からメール送信者のガイドラインを適用しております。
今回は打ち間違いなどの一般的なもの以外の原因と対策をご紹介したいと思います。
SMTP経由で送信されていない
phpやWordPressのプラグインなどで作られたお問い合わせフォームの自動返信メールでエラーメールが返ってくることがあります。原因はプログラムから送られるメールがSMTP経由で送信されていないために受信側で拒否されるからです。対策はSMTP経由で送信されるようにプログラム修正や設定変更、WordPressであればプラグインで対応するなどの対応が必要です。
SPFが設定されていない
SPF(Sender Policy Framework)が設定されていないと送信元の正当性が認証できずエラーメールがかってくることがあります。例えば、外部のメール送信サービスやECサイトのASPカート(Application Service Provider Cart)などを利用した場合で異なるドメインから送信された場合です。xxx@aaa.comからメールが送られてきたように見えますが実際はメール送信サービスやECのASPから送信され本来の送信環境以外から送られているのでスパム扱いされてしまいます。SPFを設定すると本来の送信環境以外から送られても許可された送信環境と判断されるようになります。SPFはDNSに設定をします。聞きなれない言葉だと思いますのでドメインを管理されている方に相談するのが良いと思います。
*SPF・・・電子メールの送信元ドメインの詐称を検知する技術
*ASPカート・・・ECのプラットフォームを提供するサービス
その他のセキュリティの問題
上記以外でスパム認定されるようなケースや受信者側のセキュリティによりエラーメールがかえってくることがあります。例えば、メール文に短縮URLを利用していたり、暗号化していない送信、何かしらの原因でブラックリストにのってしまったりなどです。エラーメールに原因が記載されているので確認して対策しましょう。
最後に
メールのセキュリティ対策をすることで受信側も送信側もリスクを軽減することができます。しかし、対策には専門的なことが多いので依頼している業者などに一度、確認してみると良いと思います。特にGmailは個人でもビジネスでも多く利用されているので早急に対策されるのが望ましいと思います。