2021.05.18Web
Googleの新しい広告技術「FLoC」とは?
メルマガ担当ことWEBコミュニケーション事業部の安田です。
以前、「WEBサイトに表示されるCookieの同意とは?」でお話したサードパーティークッキーの規制に伴い、Googleの新しい広告技術「FLoC」が最近話題にあがっていますのでお話したいと思います。
1. FLoCとは?
今後、WEB広告のターゲティングなどでサードパーティクッキーが使えなくなっていきます。その代わりにGoogleが考えたターゲティングなどを行うための方法の1つです。
サードパーティークッキーでは、個人の検索や閲覧履歴などを利用していましたが、FLoCは検索や閲覧履歴が似ているたくさんのブラウザで共通する「興味コホート」をつくります。この「興味コホート」に対してWEB広告でターゲティングを行います。
この「興味コホート」を作る仕組みをFLoCといいます。
2. なぜ話題になっているのか?
様々なコメントがありますが多くは「プライバシーに配慮していない」ということです。
Googleクローム以外のブラウザは4月時点で実装を拒否しているようです。それ以外にもGitHubやWordPressなども反対しているとのことで話題になっています。
3. FLoCは必要なのか?
個人的には必要だと思っています。もちろん、プライバシーに配慮していることが前提です。サードパーティークッキーがなくなり、広告の精度が下がれば企業にとってもユーザーにとっても不利益だと思います。ECやWEB上でのビジネスは今後も増えていきますのでプライバシーを侵害しないよい方法に発展していけばよいと思います。