営業チームでデジタル販促関連の担当をしております重村と申します。
先日は【デジタル販促】Vol.1にてOMOマーケティングとは何か?について
ご紹介をさせていただきました。
デジタル技術を活用し「オンライン」「オフライン」を分けずに一緒のものとして、
マーケティング戦略を構築していくということがOMOの基本的な概念ということで
ご紹介をさせていただきました。
本日は引き続きの内容でOMOマーケティングの国外事例についてご紹介を致します
■国外事例① アリババ ジャンル:スーパーマーケット
中国の大手Eコマース企業のアリババグループ(Alibaba Group、阿里巴巴集団)の事例になります。
スマホのデータと連動した新世代のスーパーマーケットを運営しています。
「スマホを最大限に利用した利便性の高いサービス」
スマホを最大限に利用し従来型のスーパーマーケットで欠かせないと考えられていた手順を省き、
顧客にとって利便性の高いサービスを提供されています。
店舗の商品には値札にバーコードが表示されており、
スマホアプリで読み取ると、調理方法やユーザーレビューなどの
詳しい情報を確認することや、購入したい商品をアプリの買い物カゴに入れて、
レジで表示すればキャッシュレス決済が完了します。
店舗から近隣であれば無料配達をしてもらえるサービスもあるようです。
スマホさえあれば入店から退店までのあらゆる手続きが可能となります。
■国外事例② Amazon ジャンル:スーパーマーケット
ご存知の方も多いかとは思いますが、世界的ECサイトのAmazonの事例になります。
無人のスーパーマーケット「Amazon GO」を運営しています。
「リアル購買データとEC購買とのデータ連携」
Amazon Goでは専用アプリをダウンロードし、Amazonのアカウントを登録して、
アプリが発行する二次元コードを入り口のセンサーに読み取らせて入店することで、
店内各所のカメラセンサーがすべて読み取って計上し退店後に自動で支払いが行われます。
AIカメラの技術を活用して日本企業も取り組みを始めているところも増えてきているようです。
顧客への利便性は「Amazon Go」の決済時だけではありません。
Amazon Goのリアル購買データは、AmazonECサイトでのEC購買とデータ連携されており、
Amazonサイトで消費者一人一人のニーズに合わせた商品を勧めることができるようになっています。
■国外事例③ アメリカ「Shopkick」 ジャンル:アプリ
アメリカの「Shopkick」という米国で人気の位置情報型買い物アプリの事例になります。
「ポイ活」という言葉を聞かれたことはありますでしょうか。
(アプリなどのWEBサービスの中で、指定条件を達成しポイントを集める活動の略)
日本でも似たようなサービスがありますのでご利用頂いたことがある方も多いかもしれません。
「オンラインとオフラインのデータ融合」
このアプリの大きな特徴は、オンラインのECサイトとオフラインの実店舗のどちらでもポイント獲得ができることです。下記のようなアクションでポイントを貯めることができるようです。
貯めたポイントはAmazonやスターバックスなどのギフト券に交換したりPaypalを通して現金化したりもできるようです。またポイントが貯まるだけでなく、商品を格安(無料の場合も)で購入することも出来るようです。
- 店舗へ入店する
- 商品バーコードスキャン
- レシートスキャン
- クレジットカード登録
- オンライン購入
- 動画広告を見る
- アプリを開く etc・・・
このようにShopkickもオンラインとオフラインの購買データやアクションを融合し、
顧客体験を作り出しているOMOの事例の一つであると言えます。
■最後に
今回ご紹介をしました3つの事例も、
「顧客利便性を高める」「顧客価値を高める」「顧客体験を深める」など
OMOマーケティングを考える上でどれも参考になるものではないでしょうか。
3つの事例に共通することとして最新のデジタル・IT技術が活用されています。
OMOマーケティングの向上には最新の技術を活用することが必須と言えます。
今回はOMOマーケティングの国外事例についてご紹介を致しました。
マーケターにとって情報収集や最新技術に触れるということが、
いかに重要であるかということを改めて感じていただけたのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
拙い文章で恐縮ではございますが、今後も「デジタル販促」に関わる情報をお届けしていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。