2022.10.12仕事・スキル
【Photoshop新機能】「被写体を選択」クラウドサービスを試してみました
はじめに
こんにちはデザイナーの久保田です。
2022年8月にPhotoshopが バージョン 23.5 にアップデートされました。
そこで実装された新機能が「被写体を選択」クラウドサービスです。
この機能の実装により「被写体を選択」の処理をクラウドで行うことができ、
デバイスでの処理に比べ、より高品質な画像を取得できるようになりました。
どれくらい高品質になったのか?気になり早速試してみました!
「被写体を選択」クラウドサービスの使い方
まず環境設定から「画像処理」を選択します。
「被写体を選択」処理を「デバイス(高速)」から「クラウド(詳細な結果)」に変更します。
ツールバーの「オブジェクト選択ツール」を選択します。画面上部に出てくる「被写体を選択」を選択します。
クラウドモードとデバイスモードを切り替える
「被写体を選択」の右の矢印を選択して、クラウドモードと、デバイスモードを切り替えることができます。
デバイス処理とクラウド処理の違い
それでは、実際に画像を切り抜いて精度を見てみましょう!
デバイス処理に比べ、クラウド処理のほうが毛並みまでキレイに切り抜かれていることが分かります。
*細かな毛まで切り抜かれるのでモフモフ感が増します。
人物の切り抜き精度は元々高いこともあり、背景がシンプルな人物写真の場合は「クラウド処理」「デバイス処理」の差はほとんどありませんでした。どちらもキレイに切り抜かれています。
背景がある人物写真の場合は「クラウド処理」の方が精度が高く、細かなところまで切り抜かれました。
*モデル左手部分、顔右下の毛先部分など細かく認識され切り抜かれてます
このように比較するとクラウド処理の方が精度が高くより細かなところまで切り抜かれることがわかります。クラウド処理のほうがデバイス処理より少し時間がかかるようですが、今回の画像での検証だと処理時間にそこまで大きな違いはありませんでした。
まとめ
今回はPhotoshopの新機能「被写体を選択」クラウドサービスを試してみました。
クラウド処理では動物の毛並みまでキレイに切り抜かれたことは驚きました。
この機能を使い作業効率を上げていきたいです。
みなさんもぜひ試してみてください!