2023.10.13仕事・スキル
【PowerPoint術】アニメーション作成機能
大人気【Excel術】のスピンオフコラム【PowerPoint術】です。
プレゼン資料として学生からビジネスパーソンまで幅広く使用されているパワーポイントですが、
文字を入れたり、図形を入れる以外の使用方法を少しご紹介します。
■アニメーション機能を使ってみよう
プレゼン資料をよりスマートに、魅力的に見せたい。そんなときにアニメーションを使用してみてはいかがでしょうか。
強調したい部分に使用したり、流れを見せたいとき、プレゼンにメリハリをつけるアクセントとして、など様々な場面で使用できます。
基本的な使用方法から、アニメーションを使ってどこまで表現できるのか、見ていきましょう。
■アニメーションの設定
・新しいプレゼンテーションを開き、画面サイズを調整します。
*デザイン→スライドのサイズを選択、「標準」「ワイド画面」「ユーザー設定」から選べます。
・登場させる文字やイラストを並べていきます。
・各オブジェクト(プレースホルダー)を選択し、「タブ」の「アニメーション」からアニメーションの設定をします。
・複数スライドで作成すると、それらを連続してアニメーションにすることができます。
「効果のオプション」からアニメーションの動く方向などが設定できます。
「アニメーションウィンドウ」から動かすタイミングや順番、スピードなど各アニメーションの詳細設定ができます。
*同じ文字を何度も登場させるときは、複数スライドで作成するのがおススメです。
スライド3枚のアニメーション動画です。
PowerPoint 2021では手描きの文字や図形にも応用され、どのような順序で書いていったのかを再現できます。
描画からペンツールを使用してイラストや文字を書き、オブジェクトに「アニメーションスタイル」を割り当てれば「再生」または「巻き戻し」のアニメーション設定ができます。
「挿入」→「3Dモデル」から挿入した3D画像なども、「アニメーションスタイル」で動きをつけることができます。
■グラフをアニメーションで動かしてみる
まずパワーポイントにグラフを挿入します。「挿入」→「グラフ」をクリックすると、エクセルファイル「Microsoft PowerPoint内のグラフ」が開きます。こちらを編集するとパワーポイントにグラフが反映されます。
グラフを選択し、アニメーションからパターンを選びます。「効果のオプション」で詳細設定ができます。
グラフのアニメーション動画です。
■アニメーションを動画として保存する
メニューから「エクスポート」→「ビデオの作成」→画質を選択し「ビデオの作成」ボタンを押すと動画として出力できます。
画質は「Ultra HD(4K)」「フルHD」「HD」「標準」から選べます。ファイル形式は「mp4」または「wmv」のいずれかから選べます。
動画として保存することで、Webページに掲載したりデジタルサイネージに使用したりと、使用範囲が広がります。
パワーポイントでの動画作成は、仕上がりは動画専用ソフトなどより劣るかもしれませんが、元データがパワーポイントですので、文字や数字の変更などが簡単にできるというメリットがあります。
まとめ
パワーポイントのアニメーション機能を使用すると、簡単な操作で、文字やグラフに動きをつけ、強調したり、メリハリをつけたりすることができます。ただ、アニメーションをつけすぎてしまうと、逆に見にくくなるので、適度にバランスよく、ここぞという箇所にぜひ使ってください。