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2024.08.09仕事・スキル

【EXCEL術】複数の列で全ての列に重複する値の調べ方

こんにちは。開発チーム 加藤です。
今回は複数列(3列以上)から全ての列に共通する値を探す方法をご紹介します。

1~2列から重複した値を探す方法は下記コラムをご参照ください。
2つの列から重複している値を探す方法

COUNTIF関数を使って重複を探す

今回はCOUNTIF関数を使って2024年7月までにオリンピック(夏冬)、万博、FIFAワールドカップを全て開催したことがある国を探します。
まず、それぞれの開催国をリストにします。(*東・西ドイツはドイツ、旧ソ連はロシアと表記しています。)

COUNTIF関数を利用してセル内の値が各列と重複しているか調べていきます。
今回はC列各セルの値がA列、B列と重複しているか確認する関数です。


「COUNTIF(A:A,C2)」で、セルC2に対して、A列の各セルの値と重複していないか確認します。B列に関しても同じように「COUNTIF(B:B,C2)」で確認します。
これらをAND条件で結び、IF関数でどちらにも該当する場合”共通”と表示します。

=IF(AND(COUNTIF(A:A, C2), COUNTIF(B:B, C2)), "共通", "")

その他のセルも同じように関数を使用して調べていきます。
”共通”と表示されたセルの左側(C列)のセルの国が、オリンピックと万博、FIFAワールドカップのすべてが開催された国になります。

4列から4列ともに重複する値を探す

列が増えた場合は、COUNTIF関数部分を増やします。
表ではD列(ラグビーワールドカップ開催国)が増え、COUNTIF(C:C, D7)を加えています。

=IF(AND(COUNTIF(A:A, D2), COUNTIF(B:B, D2),COUNTIF(C:C, D2)), "共通", "")

結果はイギリスとフランス、日本の3カ国だけがオリンピックと万博、FIFAワールドカップ、ラグビーワールドカップの4つとも開催した国になりました。

いかがでしたでしょうか?
今回はCOUNTIF関数使って複数列に重複する値を探す方法をご紹介しました。

COUNTIF関数は指定した単語に一致するデータの数を数えるほかに比較条件をつけて数を数えたりできるとても便利な関数です。
*こちらのコラム(【EXCEL術】IF関数 表示内容を条件によって変更する方法))の応用編②でもご紹介してますのでご覧ください。

これからも便利で役に立つエクセル術をご紹介していけたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

投稿者

加藤

企画開発部 開発チーム

加藤

冬が好きです、雪が好きです

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