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2026.07.09販促・マーケティング

販促什器トレンド図鑑 Vol.24【化粧品(コスメ)向けカウンター什器】No.3

こんにちは。大阪紙器設計の原です。

様々な什器やPOP什器類を、トレンド情報を混ぜながらご紹介させていただく
「販促什器トレンド図鑑」のVol.24です。

第24回は【化粧品(コスメ)向けカウンター什器】No.3について説明いたします。

まず日本の化粧品市場においては2024年以降に進んだ価格帯構成の二極化が2025年にはより明確な形で表れました。富士経済の分析によると2025年の価格帯構成は高価格帯42%・中価格帯33%・低価格帯25%となっており、高価格帯と低価格帯の双方が前年よりシェアを伸ばしています。

ベースメイク市場では高価格帯商品の構成比が65%を超えており高級美容液や高機能下地などの需要が拡大しました。一方低価格帯では韓国ブランドが引き続き強さを見せ、2025年の低価格帯カテゴリーは前年比106%と高い伸びを示しています。特にクッションファンデーションやスキンケアパックが市場を牽引しており手頃さとトレンド性を求める層からの支持が定着した状況です。

こうした市場環境の変化により店頭では商品点数が増加し、消費者が比較検討する機会も一層増えています。SNSで事前に情報を取得する行動が一般化したことで来店者は「SNSで見た商品を探す」「類似商品を比較する」といった明確な目的を持って売場に向かう傾向が強まっています。その結果、商品を棚に並べるだけでは価値が伝わりにくくなりブランドの世界観や商品の特徴を視覚的に補完する仕掛けが不可欠となっています。

こうした環境にも対応できる、優れた演出効果を持つ化粧品(コスメ)向けカウンター什器を、今回はご紹介します。

化粧品(コスメ)向けカウンター什器①

クッションファンデーションを陳列するための什器です。
透明素材をいくつか使用することで、クッションファンデーションにおいて重要な「透け感」や「ツヤ感」といったイメージを消費者に伝えることができます。
また商品のテスターを什器の内側に沈めて配置することで、その周囲に積層的なデザインを施すことが可能です。特にテスターで隠れている面に訴求内容を入れると手に取った際にその訴求が見えるため、消費者の視線に確実に合わせることができます。クッションファンデーションのように、背が低く接地面積の大きい商品に効果的な手法です。

化粧品(コスメ)向けカウンター什器②

アイシャドウを陳列するための什器です。
商品の配置はフォーマルに保ちつつテスター設置スペースに小さな展示台を用意することで、テスター周りに効果的な訴求面を確保しています。
アイシャドウのようにパーソナルカラーによる細分化が進んだ商品は、消費者にとって店頭で購入を迷いやすい傾向があります。そのため、デザインを整理することで選択の迷いを大幅に軽減することが可能です。
訴求面をただ大きく取るのではなく限られたスペースを際立たせることで、より効果的に訴求が機能するケースは多く存在します。

化粧品(コスメ)向けカウンター什器③

フレグランス(香水)を陳列するための什器です。
ECサイトでは香りを体験できないため、店頭での販促が非常に重要となります。
本什器は各テスターにドア型の背面を備えています。それぞれの背面に商品のイメージカラーや世界観を表現したデザインを施すことで直感的に商品特徴が理解できるようにしています。
香水のような体験型商材は言語化が難しく商品特徴を細かく什器に記載することは多くありません。そのため、消費者の感覚に訴えかける意匠設計の什器が不可欠となります。

化粧品(コスメ)向けカウンター什器④

化粧水や美容液、特にデパコスのような高級商材を陳列するための什器です。
什器全体は厚みのある樹脂素材で構成し滑らかなステージを形成していますが、商品周囲を動きのあるリング状の装飾で囲むことで視線が自然と中央に集中し特別感や高級感を消費者に与えることができます。
特にリング(円形)という意匠は直線を持たないため水との親和性が高く、化粧水や美容液といった商材との相性に優れています。
高級商材を陳列する什器はシンプルな形状を基本としながらも、商品を最大限に引き立てる設計が求められます。

最後に

以上、化粧品(コスメ)向けカウンター什器をご紹介いたしました。

2026年上半期の日本の化粧品市場では「肌を守る」ことを目的としたスキンケア需要が大きく伸長しました。気象庁によると1〜3月の降水量は全国的に平年比70%以下と大幅に少なく、湿度も低下しています。これにより乾燥による肌荒れが増加し保湿やバリア機能を重視したスキンケアの売上は前年を上回りました。
さらに環境省の花粉観測データでは、2026年春のスギ花粉飛散量が関東で前年比130〜150%と大幅に増加しています。これらの要因から敏感肌向け化粧水や低刺激処方への需要は今後も高まっていくと予測されます。
加えて紫外線量も平年比108%と高く、日中の肌ダメージを防ぐスキンケアの重要性が増しています。近年では保湿・UVケア・肌バリア機能を兼ね備えた多機能アイテムも珍しくありません。
一方でこれらの多機能アイテムは特徴が多岐にわたるため、消費者が店頭で違いを理解しづらいという課題があります。特に2026年は「肌を守る」スキンケアへの関心が高まっていることから同じ多機能商品であっても求める効果が消費者ごとに異なることが想定されます。

しかし店頭販促什器を活用することでこれらの課題は解決可能です。多機能商品の特徴や効果を視覚的に整理し的確に訴求することで、消費者は迷うことなく自分に必要な商品を選択できるようになります。その結果、購買行動を効果的に後押しすることが期待されます。

弊社の大阪・東京・福岡のショールームには最新の実績物の他、実際に製作した化粧品(コスメ)向けカウンター什器も多数展示しております。
ご興味のある方は、各拠点の東具営業までお気軽に見学をお申し出ください。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

投稿者

原

企画開発部 西日本設計チーム

西日本設計チーム係長
特技は折り紙。好きな言葉は「枯れた技術の水平思考」

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