センサーで光る LED展示台
店頭販促支援
- お客様(名称)
- 某ヘアケア用品メーカー様
- 案件名
- シャンプー用 センサーLEDトレー
課題
某ヘアケア用品メーカー様から、ボタニカルシャンプーの定番棚向け販促ツールのご相談をいただきました。
ここ数年、ヘアケア用品の中でボタニカルシャンプーの人気が高まり、各メーカーからこのカテゴリーの商品が相次いで発売されている状況です。売り場の中でも特に競争が激しく、定番棚内でいかに競合ブランドとの差別化を行い目立たせていくのかが課題になっておりました。
東具の提案
定番棚でいかに目立たせるか。この課題に対してLEDセンサーライトを組み込んだ商品トレーをご提案させていただきました。これは東具の新製品で、商品の前に人が来た時にセンサーが反応し商品をライトアップさせることが出来る、人感センサー仕様の電池式LEDライトです。
我々の業界では、10年以上前から商品をスポットライト的にライトアップしたいというご相談を多くいただいておりました。しかし当時も今も、小売店で売場に電源が引っ張ってあることはほとんどありません。化粧品売場などの、あらかじめ店舗設備として棚照明を設置している場合などの例外はありますが、たいていの店舗では壁際などにあるだけで、定番棚付近では電源を確保することは出来ません。その為、メーカーの販促ツールとして商品をライトアップする棚照明を設置することは不可能でした。
一部のお客様からは「ソーラー電池や、乾電池を使った棚照明が作れないか?」という相談を受けることもありました。しかし、ソーラー電池の場合は発電容量が不足しているので不可能で、電池式の場合は、製品を常時照らそうとすると1日も持たずに電池容量が無くなってしまうのでこちらも現実的ではありません。
実は当時から、上と同様のセンサー式LEDを提案させていただいておりましたが、その時のお客様の希望はあくまでも「常時点灯の棚照明」だったことから受け入れられませんでした。そこでLEDで商品をライトアップすることの価値を見直し、「小売店で電源を確保する必要が無く、人が通った時にだけ光ることで、高いアイキャッチ効果が得られる販促ツール」として、東具の定番製品である音声POPの電池寿命を基準にチューニングし、約3か月持つ販促ツールとして製品化したのがLEDセンサーライトです。
このLEDセンサーライトは、センサーに反応したときにだけ5秒間点灯する仕様にすることで、単三電池4本・LED4灯の場合で1万5千回以上点灯させることが出来ます。1日200回点灯すると仮定した場合、3か月以上も持たせることが可能なので、販促品の入替えサイクル的にも、十分な電池寿命が確保されています。このように、新しい価値を見出して製品化・提案を行ったことで、業界から再評価していただけた製品です。
今回の什器は、シャンプーを2種類並べておくことが出来るトレー型で、センサーLEDライトは商品を下から照らすことが出来るようにトレーの天面に組み込んでいます。商品のボトルが透明で美しいデザインなので、それをより活かすために、下から光を当てることでボトルの中で光が拡散し、ボトル全体を光らせることが出来る仕様にしました。これにより、人が前を通った時に、パッとこのブランドの商品が光って浮かび上がるアイキャッチ効果と、パッケージのデザインを際立たせることができる什器として仕上げることが出来ました。
成果
メーカー様からは好評をいただくことができ、まずは中部地方を中心に展開する販促ツールとして採用されました。
その後、小売店からの反響も良かったことから、同ブランドのヘアマスクでも制作したいとお声がけいただき、別形状のLEDセンサーライトPOPを提案して、こちらも採用していただいております。