顔認識ARを使った店頭販促施策「バーチャルリップテスター」
デジタルプロモーション
- お客様(名称)
- 無し
- 案件名
- 無し
課題
店頭販促の手法の一つにテスターの設置があります。テスターとはその名の通り、購入前の商品を試すことが出来るツールで、カウンター什器等にテスターを設置するスペースを設けて、そこに実際の商品を使用できる状態で置いておくという方法が一般的です。
テスターはスキンケア用品や、化粧品などのカテゴリーでよく使用されています。例えば化粧水や保湿クリームなどを手に使用することで、香りや塗り心地などを実体験として感じてもらい、購買意欲を高めることが出来ます。
しかし、同じ化粧品でもリップカラーなどは衛生的な観点から自分の唇に塗って試すことは出来ません。手の甲などに塗って色味を確かめることは出来ますが、実際に自分の唇に塗った時にどう見えるかは消費者が想像するしかなく、似合うかに合わないか分からない状態で購入しなければならない不安が残ってしまいます。
東具の提案
そこで提案させていただくのがスマホで試せるARテスターを組み合わせた販促什器です。
この什器に備えた2次元コードにより、店頭のお客さまは自分のスマホ画面でさまざまなリップカラーを試すことができます。今までは試すことができないリップカラーも、自分だけが確認できる画面内でリアルに再現できるため、ユーザーのハードルが下がり、メーカーとっては新たな試用機会の獲得につながりプラスアルファの販促効果が見込めます。
▼Instagramで使用できる「Spark AR」コンテンツの作成
Spark ARとは、メタ社(旧Facebook社)が提供しているARエフェクトの名称で、コンテンツを制作することが出来れば、Instagramのエフェクトとして無料で公開することが出来るので、Instagramのユーザーであれば、だれでも閲覧することができます。(公開には、Instagramの規約に準じた審査をクリアする必要があります。)
Spark ARだけではなく、スマートフォンを持っていれば誰でも閲覧できるタイプのARコンテンツの提供も行っておりますが、今回の用途の場合はより顔認識の精度が高いSpark ARを使用します。
作成したテストコンテンツをご紹介いたします。下の2次元コードを読み込んでお試しください。
このコンテンツは、コードを読み取ることでInstagramのアプリが「エフェクトカメラ」の状態で立ち上がります。
顔が認識されると唇にリップカラーが反映され、口元にテキストが浮かぶエフェクトです。カラーは3色の中から選ぶことが出来ます。口を開けたり横を向いたりしても色が反映されているので、様々な角度や表情でテストして頂けるコンテンツです。
▼店頭販促ツールとのデジタルコンテンツを組み合わせた総合提案
例えば、今回ご紹介したリップカラーの店頭プロモーションをご提案させていただく場合、下記の様な販促導線を企画いたします。什器の設計・デザインはもちろん、ARコンテンツの作成や簡易LPの作成から、什器の加工・量産まですべて東具で行えることが強みです。
成果
今回ご紹介したリップカラーだけではなく、瞼のメイクやカラーコンタクトなどの商品のテスターARも作成する事が可能です。
また、テスター以外では下記の様なARコンテンツを作成することが可能です。
- 3DCGを使った家具や家電の設置シミュレーション
- パッケージなどを読み取って動画などのコンテンツを出現させるマーカーAR
- ARのフォトフレーム
東具ではこれらの顔認識機能をもったARをはじめ、デジタルコンテンツにおいても内製化を進めており、店頭販促物にARコンテンツも含めたデジタル店頭販促としてご提案することが可能です。
ご相談いただければ、ご要望に応じてご提案させていただきますので、まずはお気軽にお声がけいただければと思います。