工作イベントを盛り上げるデザインアイデア
店頭販促支援
- お客様(名称)
- コクヨ株式会社様
- 案件名
- ドットライナーアクアを使用したイベントツール企画
課題
イベントで商品の魅力を体験していただきたい
コクヨ株式会社様より、ドットライナーアクアというテープのりの商品体験イベントの企画についてご相談を受けました。
テープのりは一般に、修正テープのような形状をしており、紙の上をなぞるとテープに付着しているのりが紙に転写されるという文具です。一般のテープのりは、のりを塗る際にムラになったり、塗り終わりに糸引きが多くて使いづらいという課題があります。それに対してドットライナーは、のり部分がドットパターンになっており、ムラなくきれいに塗ることができます。さらに、塗り終わりもはみ出しや糸引きがなく、軽い力で引けるといった特長のある人気商品です。
このドットライナーにはたくさんの種類がありますが、そのうちのひとつが、海で生活する動物たちをモチーフにした数量限定デザインのドットライナーアクアというシリーズです。
今回のご相談内容は、このドットライナーアクアの認知拡大のための施策の一つとして、水族館での商品体験イベントを行う予定があり、ドットライナーアクアを使った工作の企画を提案してほしいというものでした。
ドットライナーの想定対象ユーザーは主婦や学生の方ですが、今回は水族館でのイベントですので、対象は親子でご来場されるお客様になります。
東具の提案
作るときも、作ったあとも楽しめる手作り帽子のご提案
ドットライナーアクアの製品ボディに描かれている動物は、シロクマ・ペンギン・ラッコ・セイウチ・フグの5 種類があります。
今回のイベント用には、この中からシロクマとフグをモチーフにしたペーパークラフトの手作り帽子を工作題材にすることをご提案しました。
そしてこの企画で実現したいことは、以下の3 つでした。
1. 子供が思わず作りたくなるものであること
2. だれでも簡単に楽しく作れること
3. SNS にアップしたくなるような特別な体験になること
1 については、帽子を動物の特徴を反映させたかわいい形状にデザインすること、そして実際にかぶれるようにすることで、子供に「欲しい!」と思ってもらうことができると考えました。形状については納得できる姿になるまで何度も試作を重ね、ご担当者様とも入念に打ち合わせをさせていただきました。
2 については、迷うことなく作れるようにのりしろの貼り合わせ箇所ごとに色分けすることで、直感的に組立てられるデザインとし、説明書きを読まなくても完成できるように工夫しました。
3 については、SNS を意識したハッシュタグ付きのコピーを帽子の背面部にデザインするというあそび心を加えました。
例えば、シロクマの帽子には「# ドットライナーアクアでシロクマ帽を作ってみた!」、フグの帽子には「# ドットライナーアクアでフグ帽を作ってみた!」と入れてあります。
きっと子供たちは、完成した自分の作品をかぶって水族館を楽しそうに歩き回り、親御さんはその姿を写真に収めてSNS にアップするであろうと想像できます。
成果
楽しい体験からファンを広げる
実施された工作イベントは毎回盛況だったとのことで、ご担当者様からもご好評をいただくことができました。
このイベントにご参加いただいたお客様には、ドットライナーを使って工作する楽しさを体験していただき、作った帽子をかぶって水族館の中を歩き回った経験もまた楽しい思い出として、商品とともに記憶に残していただくことができたのではないでしょうか。
後日談として、他の水族館でも工作イベントを実施することとなり、その水族館オリジナルのデザインとしてゾウガメの帽子のペーパークラフトも設計させていただきました。この水族館ではお土産売り場にドットライナーがラインナップされることも決まったと聞いております。
さらに、鳥をテーマにした施設でも工作イベントを実施することとなり、鳥類をモチーフにデザインしたペーパークラフトも設計させていただきました。
※現在コクヨ株式会社様のWEB サイト「ドットライナーでかわいい帽子をつくろう!」からご紹介した帽子のペーパークラフトがダウンロードできます。A4 プリンターとドットライナーがあれば印刷して作成いただけますので、よろしければお試しください。