Z世代の女性に響くカウンター什器の提案
店頭販促支援
- お客様(名称)
- 株式会社Clue様
- 案件名
- Petit chou LIQUID EYELINER(プチシュー リキッドアイライナー)カウンター什器
課題
競合商品があふれる中で、存在感をアピールしたい
化粧品事業を幅広く手掛ける株式会社Clue様から、「Petit chou(プチシュー)」というリキッドアイライナーのカウンター什器のご相談を頂きました。
お客様はバラエティショップ等に向けて、プチプラコスメ(低価格な化粧品の総称)を数多く企画販売されており、今回ご相談いただいた「Petit chou」は通常のプチプラコスメよりもさらに低価格にすることで、いわゆる「Z世代」と呼ばれる2000年(もしくは1990年代後半)から2010年の間に生まれた、25歳程度までの女性もターゲットにしたいとの狙いがありました。
しかしプチプラコスメは競合商品が数多く存在しており、その中で埋もれてしまわない為には、安価なだけと思われない、差別化できる存在感のある什器をつくらなければいけないという課題を持っておりました。
東具の提案
あこがれの生活シーンを想起させる、ミニチュアジオラマ風カウンター什器
お客様にヒアリングを続ける中で、什器のデザインに、「男前インテリア」を取り入れられないかと考えていることをお話いただきました。男前インテリアとは、当時女性を中心にSNS等で流行していたインテリアスタイルです。
このお話をヒントに、ブランドに対しておしゃれな生活シーンをイメージさせる演出をすることで、流行に敏感なZ世代に素敵だなと感じてもらえるような「生活シーンを想像させる什器」という方向性に定めました。
まずこれを具体化するために、「ミニチュアジオラマでおしゃれな生活シーンを構築する」というコンセプトを導き出しました。シャビーな白い木の壁、かわいらしい木枠の出窓、カフェ調の黒板、コルク調の小箱、シンプルで素朴な観葉植物など...これらをあしらった男前インテリアなお部屋というデザインに落とし込んでいきます。
次に実際の什器として制作していきます。どうすればリアルな表現になるか、色々な素材の組合せを何回も試しながら、試作を重ねていきます。東具では表現の方向性とコスト面を追求し、様々な素材を使ってくり返し試作することが出来る、総合的なモノづくりが可能な環境があります。
納得できるまで、こだわりを持って追求した結果、紙やPET素材を組み合わせた、リアリティと遊び心のある、かわいらしいデザイン形状のカウンター什器が完成しました。
成果
それぞれの世代に響かせる為のデザイン
実際の什器を提案させて頂いた際に、お客様からは「紙以外の素材を組みあわせたことによるインパクトと、インテリア風のかわいらしさがあり、他社ブランドと差別化できる什器に仕上がった」と評価して頂くことが出来ました。
什器としての機能はもちろん、今回Z世代をターゲットとしたように、世代ごとに響かせる為のデザインに落とし込むという課題は、今後も増えていくことが予想されます。