配荷率を上げる販促ツール
店頭販促支援
- お客様(名称)
- 株式会社 井田ラボラトリーズ様
- 案件名
- カントリー&ストリーム ハニーフルリップR 2WAY什器
課題
多様な設置方法に対応することで配荷率を上げたい
オリジナル化粧品の開発・販売と輸入商品の分析・検査を行う株式会社井田ラボラトリーズ様から、自社ブランド「カントリー&ストリーム」のリップケア用品「ハニーフルリップR」の販促什器のご依頼を頂きました。ハニーフルリップRは、乾燥・荒れを防ぎながら、うるおいと血色感を与える、ハチミツ成分(保湿成分)が入ったくちびる用の美容液です。
今回お話頂いたのは、競合の多い定番棚のカウンターのみでなく、お店の空いているスペースでも運用できるよう、多様な設置方法に対応することで、配荷率を上げることは出来ないかという課題に基づいた依頼でした。
配荷率とは、例えばドラッグストアが100店舗あった場合、そのうちのどれだけの店舗で自社製品を取り扱われているかを表す割合のことで、配荷率60%の場合は60店舗で取り扱われているということになります。この配荷率は、ドラッグストアやバラエティショップでのマーケティングにおいて非常に重要なものです。
配荷率を上げる為には「製品のブランド力」や「価格」が重要になりますが、店頭販促ツールとしては株式会社井田ラボラトリーズ様が挙げられているように、「多様な設置方法に対応する」事も重要になってきます。つまり、汎用性を持って店舗の空きスペースに対応できる、設置のしやすさを追求することが、結果的に製品の配荷率を上げる施策になると考えました。
東具の提案
各パーツが独立したユニット化設計で対応
そこで提案したのが、「カウンター什器にも、販促セットにもなる2way什器」です。この什器は4つのパーツに分かれたユニット化設計になっており、すべてのパーツを組み合わせて一体化すると、コンパクトなカウンター什器になり、組み合わせずに使うと、それぞれ独立して使用できる様に設計されています。
カウンター什器の背面に当たる部分は、裏面に紙脚が貼付けられており独立した卓上ボードとして掲出することができます。商品を陳列するボックスの部分は2つに分かれているので、置ける場所の大きさに応じて並べ方を変えたり、それぞれ別の場所に設置したりすることが出来ます。カウンター什器の最前面にあたる部分は、縦に向きを変えて使うことで、卓上三角柱POPとして使用することが出来ます。
このように、カウンター什器をユニット化設計するというアイデアと、それを実現させる紙器設計力により、定番棚でもレジ前・平台でも設置することが出来る、汎用性の高い什器を製作することが出来ました。
成果
設置のしやすさを追求し、配荷率を向上させる什器
株式会社井田ラボラトリーズ様からは、汎用性があって使いやすい什器を作ってくれたと評価して頂きました。配荷率を向上させる為の2WAY什器のご提案としては「カウンター什器or吊り下げ什器」というものが効果的ですが、今回はパーツごとに分割できるユニット化設計という新しい取り組みにより、売場のちょっとしたスキマに汎用性を持って対応することが出来るようになったと感じています。実際の什器の効果は直近の案件の為、検証している段階です。引き続きヒアリングを行いながら、より配荷率を上げることが出来るように、設置のしやすい什器を追求していきます。