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2021.12.14ものづくり

AIが作るロゴデザイン。BRAND MARKを使ってみた。

皆さんこんにちは。東京デザインチームの佐野です。

年の瀬もせまり、一年を振り返ることも多い季節となりました。寒さで体調崩されないようご自愛ください。

さて、本日は「BRAND MARK」というデザインサービスについての話です。

どういったサービスか、簡単に言いますとAI(人工知能)がロゴをデザインするという、私も含めデザイナーからしてみると、未来的な期待感と同時に何か不安を感じるような、そんなサービスとなっております。

AI(人工知能)がロゴデザイン。BRAND MARKについて

サービス開始自体は数年前ですが、2021年12月現在、日本語対応ではなく英語表記のみのサイトとなっています。サービスの特徴は、なんと言っても簡単にロゴが作れること。使用する文字、コンセプトを入力するだけでものの数秒で複数のデザインを提案してくれます。サイト上でロゴを制作するだけであれば登録もいらず、コストもかかりません。気に入ったロゴが作成でき、使用するためにダウンロードをする段階でコストが必要になる、合理的なシステムです。

AIのデザインってどんなもの。BRAND MARKを実際に使ってみる。

使い方は簡単

1/まずはじめにブランドネームとキャッチコピーを打ち込みます。

ブランドネームが主要の文字列で、キャッチコピーはその下に小さく表記されるサブの文字列です。

2/続いてブランドキーワードを打ち込みます。

ブランドキーワードはコンセプトの意味合いで、ロゴに内包させる意味などを打ち込みます。実際の仕上がりと自身のイメージとの関連性を高める部分なので、思いつく限り多めに記入するようにします。ちなみに全て英語で入力する必要があります。

3/カラースタイルを決定します。

イメージに近いカラースタイルを選択します。

4/数秒の待ち時間でロゴの原案が作成されます。

5/ブラッシュアップ

提案されたロゴは書体やアイコン等を含めて手動でブラッシュアップ可能です。
気に入った原案を元に、人の手で調整することによってクオリティや満足度の高い仕上がりになります。

今回仕上がったロゴを公開

前提_今回使った文字列について

本記事では、仮に東具のクリエイティブチームでロゴを制作するとした場合を想定して、記事を書いています。そのため、東京支店のクリエイティブチームのテーマでもある、「個性」「相乗効果」「楽しむ」といったキーワードを入れて作ってみました。

ブランドネーム=TOGU CREATIVE

キャッチコピー=Enjoy synergies Enjoy creative more.

ブランドキーワード=enjoy, creative,  Individuality,  synergies,  design,  construction,  change,

※使った文字列は本記事用に用意した仮定のもので、制作したロゴの本使用は想定していません。

BRAND MARKで作ったロゴを公開。

パターン1/アルファベットの「O」がフキダシになっていて可愛いです。関わる人が意見を交わしながらクリエイティブをする様子が伝わります。

パターン2/書体だけで見せるロゴ。流線的で主張のあるメイン書体は柔らかさを感じさせます。

パターン3/鉛筆と電球がひとつになったようなモチーフでアイキャッチ効果があります。電球上部はイラレを使う人なら分かる、ベジェ曲線をモチーフとしているのでしょうか。

BRAND MARKを使ってみた感想と課題と感じたポイント。

作っていて楽しいし、見た目の良いロゴ制作が可能。

今回、初めて使ってみたBRAND MARKですが、率直に作っていて楽しいと感じるサービスでした。もちろんAIということもあり、少し微妙な表現もあったのですが、ブラッシュアップ次第で使えるデザインになるのではと感じます。

一方で、デザインの中にどれだけコンセプトを反映させたものができるか、といった点や、差別化といった部分では物足りなさを感じるかもしれません。

技術革新の中でデザインに求められるもの

本サービスに限らず、デザイン業界でもAI技術やデジタル化が進み、誰もが簡単にデザインに触れられる時代となりました。

その中で私たちデザイナーの価値とは、商品、サービスをどれだけ深く理解し、思考してアウトプットする過程にあるのだと思います。

弊社のデザインプロセスでは、店頭リサーチ、競合リサーチ、そしてクライアント様が過去に作られてきた実績と、そこに対する評価などをヒアリングするところから始まります。多くの情報を元に、思考するデザインを心がけておりますので、是非案件をお任せください。

最後に人間代表として僭越ながら私もデザインしてみました。

異なる個性のメンバーが共存し、一つの組織を作るさま。
関わる人を繋ぎ、笑顔にするという思いを込めて制作しています。
※使用予定はありません。

最後までお読み頂きありがとうございました。

投稿者

佐野 慎

企画開発部デザインチーム東日本

佐野 慎

コーヒーが好きになる、蕎麦がとても好きになる、涙もろくなる。
そんな自分の変化から、年を感じる最近の日々。

好きなデザインを突き詰めて、良い仕事がしたいです。

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