2023.06.14ものづくり
販促物と商品のセット作業について
こんにちは、生産管理部の渡邊です。
弊社の作業場では主に店頭販促物のアッセンブリを行っています。その中でも最近多くなってきているのが組み立てた販促物に商品をセットしてそのまま梱包・出荷するいわゆるセット作業です。弊社の東大阪物流センターでは化粧品製造業(包装・表示・保管)、医薬部外品製造業(包装・表示・保管)、医療機器製造業の許認可を取得しているため、これらの商品を取り扱うことが可能です。では実際に販促物と商品を一緒に梱包することにどんなメリットがあるのかをご紹介していきたいと思います。
煩雑な出荷管理を一括おまかせ
例えば新商品を製造し各店舗に発送する場合、販促物の生産先と新商品の生産先それぞれに発送依頼を行うことになります。発送先の店舗が少数であればそこまで手間はかからないかもしれませんが、何十件、何百件と発送する場合や納品日がバラバラ等、内容によっては複雑になることも多々あると思います。ですが、商品と販促物をセットして出荷する場合、発送先は1ヶ所になるので生産先と情報を共有するだけで手配が完了します。
輸送費の削減や輸送にかかるCo2排出量を軽減
先ほどと同じく別々の工場、倉庫から出荷する場合、輸送にかかるコストは販促物の運賃と商品の運賃が必要になります。そして別々に荷物を運搬することになる為、輸送時のCo2排出量も増えることになります。商品や販促物の内容、各生産先や店舗の場所など条件によって変わるので一概には言えませんが、状況によってはセットして発送するほうが削減に繋がることが多いと言えるでしょう。
発送業務の軽減
送り状の作成や箱への貼り付け、そして出荷の確認、また納品先に問題なく届いているかの着荷確認など、発送業務にかかる手間もセット作業することで業務が軽減できます。業務が軽減できるということは人件費の削減や時間の効率化に繋がるということになります。
不良品の早期発見
例えば海外で製造されたものやOEMで製造を委託しているものなど、直接店舗などに発送するのではなく、商品を販促物にセットする工程を踏むことで、市場に出回る前に不良を発見することができます。
実際に過去の作業時には、シュリンクのフィルムが破れているものや液体が漏れているものなどの不良を発見することもありました。市場に出てしまってからの不良の発覚は最悪の場合、全商品の回収など大きな損害を被る可能性もあるので早期の発見が必須です。
店舗での設置の手間を削減
別々のところから送られてくると店舗側でも入荷の確認や販促物の組立、商品のセットなど手間がかかります。セット作業されている商品であれば箱から取り出して置くだけで設置が完了するので時間の短縮や効率化に貢献することができます。
いかがでしたでしょうか。
これからはインバウンドの需要回復も見込まれており業務の負荷軽減のためにも、今のうちにセット作業が行える加工場所を検討されてみてはいかがでしょうか。気になる点やお見積り依頼などございましたらお気軽に弊社営業までお問い合わせいただけたらと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。