2022.10.12ものづくり
電源がとれない売り場で活用!乾電池式センサーLED
こんにちは。開発チームの泉です。
今回は電源がとれない売り場でも商品を明るく目立たせられる、電池式LEDセンサーライトをご紹介します。
はじめに
店頭販促においてLEDライトは自社の商品を明るく照らして、目立たせたり、高級感を演出したり、コーナーを作ったり、クリエイティブの中に組み入れワンポイントのアイキャッチにしたりと、定番のツールとして多く使用されています。これらの中で、アイキャッチとして使用されるLEDフラッシュライトはボタン電池やソーラーパネルを電源として設置場所を問わず活用されています。今回は、商品を明るくライトアップするバー(基板)タイプのLEDライトについて解説します。
各LEDの縮尺は実際とは異なります。
(LEDクルクルサイズ:20mm×40mm LEDバー:10mm×270mm)
一般的にこうしたバータイプのLEDライトはACアダプタをコンセントに挿して電源を確保して使用するものが多いのですが、小売店様に店頭のコンセントをお借りすることが難しかったり、設置したい場所にコンセントがないため、泣く泣く設置を断念したという話はよくお聞きします。
ACアダプタの例
そこで東具ではお客様が商品の前に来たときにだけ点灯する、乾電池式のLEDキットである「LEDセンサーライト」をご用意しております。
商品の特長
長寿命
バータイプのLEDを使ったディスプレイをご提案させていただいた際に、「店舗で電源がとれないから乾電池式にすることはできないの?」というご質問をいただくことがよくあります。実際にLEDバーを乾電池で光らせると、数時間~数十時間で電池切れとなります(LEDの種類や個数による)。そのため、1日だけのイベントで使用するので数時間だけ点灯していれば良いといった、ごく限られたケースでないと現実的ではありません。
そこで、乾電池の限られた寿命を効率的に使うため、弊社ではお客様が商品やディスプレイの前に来たときだけLEDが光るようにしました。これにより寿命は150日程度(LED4球、1回の点灯を5秒間、100回/日点灯想定)となりました。
LEDセンサーライトのキットは大きく分けてLEDバー基板、センサー基板、電池ケースの3つのパーツで構成されています。
センサー基板には光の明暗を検知するセンサーが搭載されており、人がセンサーの前に差し掛かるとセンサーがそれを検知してLEDが光るという仕組みになっています。また、店舗の消灯後など人の往来が無い時はセンサーが光の明暗を検知せず反応しないので、毎日電源をON/OFFするような手間も必要ありません。センサー式音声POPで長年の実績がある弊社の知見をLEDライトに活かした商品です。
アイキャッチ効果
お客様が商品やディスプレイの前を通ったときに "パッ" と商品が照らされると商品が下段にあったとしても、周りに比べて目立たせることができます。また、商品のパッケージが照らされることで高級感を演出することができます。
商品の展開に合わせたカスタマイズ
弊社のLEDセンサーライトはカスタマイズ可能ですので、LEDバーや配線の長さ、LEDバーを棚の天板に貼るためのマグネットの有無、など細かい仕様まで皆様の商品の展開や設置する什器に合わせて最適なご提案をさせていただきます。
*納期は仕様決定から1~2ヶ月程度、台数は100台程度から製作可能です。
一部カスタマイズの例をご紹介致します。
お立ち台型
トレーを紙で製作し、LEDを下部に仕込むことで商品を下からライトアップする展示台です。
天板貼り付け型
音声POPのように棚前にセンサー基板の入った箱を設置し、上段の天板下にLEDをマグネットで貼付けすることで商品を上から照らしてコーナー全体を目立たせることができます。
さいごに
LEDの光を商品パッケージに当てるとどんな見え方になるかというのをイメージできる方は少ないのではないかと思います。
そこで、簡単にイメージしていただくには、お手持ちのスマートフォンのカメラのライトを照明モードにして商品を照らしてみてください。
上から、下から、左右からなど、商品が一番良く見えるアングルがありましたらぜひ東具のLEDセンサーライトをご検討ください。