営業チームでデジタル販促関連の担当をしております重村と申します。
先日は【デジタル販促】Vol10ではOMOマーケティングのコンテンツのひとつである
VRの具体的事例として「3D空間スキャン」をご紹介させていただきました。
本日より新しい分野のデジタル販促として「MEO」についてご紹介いたします。
■MEOとは
Googleマップで飲食店やサロンなどを検索されたことはないでしょうか。
「MEO」とは、Map Engine Optimization(マップ検索エンジン最適化)の略で、
主にGoogleマップで検索結果が上位に表示されるために様々な施策を行うことを指します。その対策を「MEO対策」などと呼ばれています。
「渋谷 居酒屋」などと検索をすると、「Googleビジネスプロフィール」に登録をしている事業者はマップ上に表示されます。
(登録をしていなくても表示されている場合があります)
そして図左側のように検索結果が表示をされます。
この検索結果は「SEO」と同様に、Googleのアルゴリズムによって検索結果が反映されるので、検索上位に表示させるためには「対策」が必要です。
「ローカル検索」「ローカルSEO」とも呼ばれ、店舗ビジネスや地域ビジネスにおいては、Webマーケティング上の重要施策となります。
■Googleビジネスプロフィールとは
Googleビジネスプロフィールとは、Googleが提供する、ビジネスオーナー向けの情報管理ツールになります。お店の情報をGoogleビジネスプロフィールに登録していると、Googleマップや検索結果の右側に掲載された、お店の情報(営業時間・定休日・電話番号・地図・写真など)を編集することができます。
登録は無料となっており、店舗の最新情報の更新なども無料でできますので、ビジネス・サービスを行う事業者は、かならず利用しておきたいツールです。
■Googleビジネスプロフィールにできること・特徴
①お店の基本情報を無料で掲載
ビジネスの基本的な情報を登録し、Google検索やGoogleマップで存在をアピールできます。店名(社名)・住所・電話番号・営業時間・公式サイトを表示し、集客につなげることが可能です。また、「投稿機能」でイベントなどのリアルタイムな情報を表示でき、ユーザーの興味につなげることができます。
②内観・外観・商品などの写真を掲載できる
店内の写真やおいしそうなメニューの写真をアップできます。ユーザーに対して、お店の魅力が伝わり、「行ってみたい」と感じ、来店につながります。
実際に、写真は「集客に効果的」というデータをGoogleが公表しています。写真をアップすると、「Googleで店舗への経路が検索される回数42%、ウェブサイトへのリンクがクリックされる回数が35%増加」という結果が出ているそうです。
③口コミ機能
ユーザーが投稿した口コミを確認し、返信をするなどコミュニケーションを取ることができます。丁寧に細かやかに返信することでお店への信頼度・好感度が高まります。
④アクセスを分析
写真の閲覧数・電話をかけた人数・アクセス経路など、ユーザーの行動データなどのデータを確認することができます。データを分析することで、集客の改善につながります。
⑤簡易なウェブサイトを作成できる
Googleビジネスプロフィールに登録すると、ウェブサイト機能(ウェブサイトビルダー)を使って、モバイル端末向けのウェブサイトを無料で作成できます。
サービスのアピールができるサイトの有無で、集客に差が出ます。簡単に作れるため、自社サイトがない場合などにおすすめです。
■Googleビジネスプロフィールに登録するメリット
①ユーザーの目につきやすい
検索結果よりも上位または大きく目立つスペースに店舗情報と大きな地図が表示されるので、「見られやすい=集客」につながります。
集客には、お店を探す人に、自分の存在をまず知ってもらう必要があります。そのために、検索結果への上位表示は、とても重要です。
②検索→お店の情報→予約までスムーズに
写真(メニュー・内観・外観)でお店の様子をイメージしてもらうことができます。
ユーザーがスマートフォンで検索している場合、「すぐ予約 → マップで経路案内 → 来店」の流れがスムーズに完了します。
また、口コミで他の人の感想を見られる点も大きいです。多数の人が高評価☆をつけ、おすすめのコメントが書かれているお店は信頼性が高くなります。
お客様のミスマッチが減ることで、リピーターにもつながります。
③宣伝効果
例えば美容室の場合、大手ポータルサイトなどに登録することが集客において大事なことでした。ただ、毎月高額な広告掲載コストがかかり続けます。
Googleビジネスプロフィールならコストをかけず、目立つ位置にお店を表示できます。さらに、「ユーザーの行動がわかる」点も優れています。
■最後に
今回はOMOマーケティングのコンテンツのひとつである「MEO」についてご紹介させていただきました。「MEO」は店舗ビジネスを行う上で重要な施策であり、無料かつ簡単に設定をできますので、導入は必須かと思います。
拙い文章で恐縮ではございますが、今後も「デジタル販促」に関わる情報をお届けしていきたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。