2022.08.05ものづくり
棚前サインホルダーの特長とは?カードホルダーCと比較
はじめに
こんにちは。開発チームの泉です。
今回は店頭でPOPを挟んでさっとコーナーづくりのできる、弊社オリジナル商品の棚前サインホルダーについてご紹介いたします。
一般的に、これまでコーナーづくりの定番パーツとしてカードホルダーCというパーツが使われることが多く、弊社でも取り扱いのあるパーツなのですが、それにも関わらず棚前サインホルダーを自社開発いたしました。それにはいくつかの理由があるのですが、その理由を使いやすさ・材質・納期対応の大きく3つに分けてカードホルダーCと比較しながらご紹介いたします。
使いやすさ
カードホルダーCを店頭で見た際に、パーツ自体が目立ちすぎているなと感じました。もちろん販促のためのPOPですので、取り付けされているPOP自体が目立つのは良いことなのですが、POPパーツ自体のサイズが大きくて目立ってしまうとPOP全体の見た目に影響を与えてしまいます。そしてそれが売り場にそぐわないと判断されてしまうと、設置されないという可能性もあります。そこで、POPを保持するという役割を保ったままどれだけ目立たないパーツにできるかという点でこだわりました。
サイズ感
投影面積
サインホルダーはプライスレールに取付されることが多いです。そのため、POPを正面から見たときにプライスレールに掲示されている値札をできるだけ隠さないということが設置率向上に繋がると考えました。
カードホルダーC W22mm×H40mm
棚前サインホルダー W15mm×H40mm
投影面積 約59%減となり、非常に省スペースなパーツとなりました。
飛び出しも最小限に
サインホルダーは印刷物を挟むという構造から、挟まれている部分には訴求を入れることができません。限られたスペースを最大限に活用した訴求ができ、プライスレールとの隙間も最小限にできるよう挟み部分の飛び出しを少なくしました。
カードホルダーC 約10mm
棚前サインホルダー 約7mm
重量
サイズが小さくなった分、パーツ重量や体積も抑えることができました。これにより、運送費の削減や運送時に排出されるCO2の削減に貢献できます。
カードホルダーC 約2.9g
棚前サインホルダー 約1.6g
重量 約45%減
カード保持力
サイズは小さくなってもカードの保持力は今までと同等になるよう設計しました。
材質
カードホルダーCは材質に塩ビを使用していますが、棚前サインホルダーはリサイクルPSを材料として使用しています。リサイクルPSはPS製品の成型時に出るランナーや加工で生じるロス材料を再成型した材料です。従来は廃棄されていたこのような材料を使用して成型したエコフレンドリーな製品です。
また、受注生産にはなりますが、お米を使用した材料であるライスレジンでの成型も可能です。さらに、棚前サインホルダーの成型は国内で行っており、成型を中国で行っているカードホルダーCに比べて輸送にかかるCO2も削減できています。
ライスレジン製棚前サインホルダー(お米51%配合)
納期対応
棚前サインホルダーは国内製造のためカードホルダーCでは難しかったような大量・短納期の案件にもご対応可能です。価格面でもカードホルダーCと同等でご対応させていただきます。(詳細情報やサンプルをご希望される場合は営業にお問い合わせください)