2025.05.14社長コラム
2025年大阪・関西万博
株式会社東具 代表取締役社長の清水貴義です。
日頃より、東具に関わる皆様方には誠に感謝いたします。
二十四節気の立夏が過ぎましたが、暑い日と肌寒い日が繰り返し訪れているような感じがします。
本来は爽やかな気候である頃ですが、昨今の不安定な気候の影響でしょうか季節感というものがなかなか得られないように思います。
さて、大阪・関西万博が開催され1ヶ月が経とうとしています。開催される前から期待と不安の声が様々あがっていましたが、皆さんは足を運ばれましたでしょうか?
ちなみに私は開催4日目の4月16日(木)に行ってきました。
私自身、前評判では「チケットの販売が目標に対して実績がかけ離れている」とか、 「パビリオン等の建造物の工事が開催まで間に合わないのではないか?」「地中からメタンガスが発生している」などネガティブな意見を耳にすることが多かったですが、どうであれ行くつもりでいました。行こうと思った主な理由は「大阪で開催されるのであれば行きやすく、情報として役立てることもあるだろう」という極めて素っ気ないものでした。
行ってみた感想ですが、とても良かったです。
行った当日は朝一から最終までいましたが、到底一日では回り切れません。パビリオンの予約や入場に関しては煩わしさもなく、何回も行きたいと思わせるものでした。
その日の来場者数が74,000人(内関係者15,000人)という少ない人数でしたので、10月までの会期中目標来場者数2,820万人(※1日平均15万人)と比較すると少々不安になりました。
しかし、その後の万博に関する報道やSNSによる紹介により来場者数は増えていき、ゴールデンウイーク最終日の5月6日(雨)までの来場者数は、関係者含めて244万人(※1日平均10万人)にまでなったようです。
私は今回の「2025年大阪・関西万博」のテーマについてもなんとなく「命・未来・テクノロジー・サステナブル」というワードこそ脳裏に浮かんではいたものの具体的には想像力を働かせることはなかったです。
今回の2025年大阪・関西万博は、テーマが「いのち輝く未来社会のデザイン」で、 かつてないスピードで私たちを取り巻く環境が変化する中、自らの「いのち」を活かし、一人一人が望む生き方を考え、それぞれの可能性を最大限に発揮できる持続可能な社会を、国際社会が協創していこうという国家的プロジェクトであります。
実際に行ってみて体感したからこそ得られたものも多かったですし、その後も今回の万博のテーマに基づいたことを考えることが出来たと思います。
私たちが生きていくうえでは必要であろう「自分らしさと幸福になる可能性」を、感じさせてもらえた万博だと私は思います。
閉幕の10月13日まであと150日ほどですが、この体験をより多くの方にしていただきたいと思います。