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2025.09.10販促・マーケティング

販促什器トレンド図鑑 Vol.19【家電向けカウンター什器~AV情報家電~】No.2

こんにちは。大阪紙器設計の原です。

様々な什器やPOP什器類を、トレンド情報を混ぜながらご紹介させていただく「販促什器トレンド図鑑」のVol.19です。

第19回は【家電向けカウンター什器~AV情報家電~】No.2について説明いたします。

まずは日本の家電市場ですが、日本家庭電化製品修理業協会の市場動向レポートとNIQの市場報告によると過去2~3年の家電市場はやや縮小傾向にありました。
具体的には2022年には約7兆円 2023年は約6.9兆円 2024年は6.9兆円となっています。
原因としてはコロナ禍での巣ごもり需要により売れていた製品の売れ行きが芳しくない事と、AV機器やIT関連製品の買い替え需要が伸び悩んでいたようです。

しかし2025年上期には約3.4兆円規模・前年比4.6%増と4年ぶりにプラスの成長となりました。 大きな原因としてはWindows 10サポート終了によるパソコンの買い替えやスマートフォンの買い替えのタイミングが重なった為と考えられてます。
またコロナ禍によって大きく需要を伸ばした完全ワイヤレスイヤホン(TWS)の売れ行きは依然好調であり出荷台数を増やしているようです。

また家電を購入する場所ですが、NIQ/GfK Japan による「2024年 家電・IT市場動向」レポートによると2024年時点で家電のインターネット販売の金額構成比は21.5%と報告されてます。
ここから逆算すると店頭での家電購入は約78.5%と非常に高い数字である事が予測されます。 

上述したように買い替え需要により多くの消費者が店頭にやって来ている今だからこそ、店頭での販促に力を入れるべきと考えられます。
今回はワイヤレスイヤホンを含めたAV情報家電の什器についてご紹介します。

今回からより什器イメージを分かりやすくご紹介できるように設置する商品を含め3D図でご説明いたします。

AV情報家電向けカウンター什器①

※画像はイメージ図です

スピーカーを展示する什器になります。
昨今では様々な機能やサイズのスピーカーが存在していますが、こちらの什器は狭い棚にもフィットして設置できるスピーカーである事を什器で表しています。

スピーカーに限った話ではなく家電を購入する際は、設置に必要なスペースは重要な情報になります。
実際に設置したイメージを明確に示す事で商品特徴を強く消費者に訴える事が出来ます。

AV情報家電向けカウンター什器②

※画像はイメージ図です

ヘッドホンを展示する什器になります。
什器類は基本的に背面のボードを伸ばし、そこに訴求やブランドイメージを入れる事が多いです。
しかしヘッドホンのように商品に高さがある場合はそういった手法では訴求面の確保が難しい時があります。

そんな時には三面鏡ように斜めのボードを左右に追加する事で面積を増やす方法が効果的です。
特にヘッドホンのような商品は没入感も重要なファクターになりますので、什器をボードで囲うような形状は商品の持つ世界観の補強へとつなげる事が出来ます。

AV情報家電向けカウンター什器③

※画像はイメージ図です

ワイヤレスイヤホンを展示する什器になります。
ワイヤレスイヤホンは市場が隆盛しており通勤・通学用、アウトドア用等、イヤホンを利用するシーンも細分化しています。
優れたデザインの物も多数あり更に様々な価格帯の商品があります。

そのように消費者にとって商品の選択肢が多い場合は文章ではなくモニターを用いて映像を流した方が消費者に素早く訴求を伝えることが出来ます。
什器右側には大きくモデルイメージを配置する事で取り付けた際のデザイン性も分かりやすく提示しています。

AV情報家電カウンター什器④

※画像はイメージ図です

こちらもワイヤレスイヤホンを展示する什器ですが、先ほどとは打って変わって極力訴求物を廃し商品の世界観を全面に押し出しています。
商品の回りに波紋を思わせるようなデザインを施しイヤホンが高音質である事をアピールしています。

店頭販促に於いて商品特徴を訴求する事は非常に重要ですが、訴求点が多すぎると情報がごちゃごちゃしてしまい上手く消費者に伝わらないことがあります。
イメージ図のように思い切って商品のニュアンスを全面に押し出す事も時には有効に働きます。

最後に

以上、AV情報家電向けカウンター什器を幾つかご紹介致しました。

2020年以降からQOLという言葉をよく耳にするようになりました。
これは「Quality of Life」の略称であり、「生活の質」「人生の質」「生命の質」と訳され、個人の生命や生活における幸福度・満足度を示す概念です。元々は医療関係で使用される言葉だったのですが、コロナ禍以降はそれらに付随して快適な環境の整備や生活を楽しくする便利アイテムの活用も含まれてきました。
イヤホンやスピーカーは生活必需品では決してありませんが、それらを用いる事で私たちの生活を豊かにする事は想像に難くありません

今後、家電類は機能や性能のみならず消費者一人一人の暮らしを豊かにする視点がより求められると思われます。
上述したように消費者が最も家電を購入する場所はリアル店舗です。今まで同様に店頭での販促活動は益々重要になると考えられます。

弊社の大阪・東京・福岡のショールームには最新の実績物の他、
実際に製作した家電向けカウンター什器も多数展示しております。
ご興味のある方は、各拠点の東具営業までお気軽に見学をお申し出ください。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

投稿者

原

企画開発部 西日本設計チーム

西日本設計チーム係長
特技は折り紙。好きな言葉は「枯れた技術の水平思考」

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