2021.01.29仕事・スキル
東具の物流コスト削減の取り組みについて
物流業界の課題とコスト削減
こんにちは、品質管理の辛嶋です。
今回は、東具が今回は、東具が行っている「物流効率化」の取り組みをご紹介したいと思います。
現在、物流業界では下記の様な問題・課題があり、各運送会社の値上がりの原因にもなっております。
物流業界の課題
- トラックドライバー不足:全産業平均と比較して平均年齢が高く、高齢化が進んでいる。今後、中高年層の大量退職を迎える為、トラックドライバー不足対策が課題となっている。
- EC市場の成長と宅配便の増加:宅配便の取り扱い件数は5年間で約5.3億個(+16%)増大している。
これらの物流課題は、店頭販促業界にも影響しており、どうやって輸送コストを抑えていくのかということが課題になっています。
この課題に対し、東具では最適な梱包設計や運送費・梱包費などのコスト削減のご提案をさせて頂いております。
実際に、設計の工夫により運送費と梱包費を抑えることが出来たフロア什器の実例をご紹介させて頂きます。
・分割できるフロア什器の実例
《フロア什器サイズ:W390×D380×H1,500㎜》
このフロア什器は、高さがトップボードまで含めると1500㎜と大きく、運送サイズが160サイズを超えることになります。
ヤマト運輸も、佐川急便も、160サイズを超える荷物は宅配便ではなく、大型サイズ扱いになり、料金が大幅に上昇してしまいます。
また、サイズが大きい物は、保管費も高くなってしまいます。
そこでお客様に提案させていただいたのが、下記の様な3つのパーツに分割できるようにすることで、最終的な梱包サイズをW920×D410×H160㎜の160サイズに収まるようにして、輸送・保管コストを削減を実現させることが出来ました。
また、ただ単に分割することが出来るだけではなく、「トップボード」「吊り下げ什器」「フロアスタンド」のそれぞれ3種類の什器として機能されるように設計しています。トップボード単体では、定番やエンド売場に取り付けて訴求することが可能です。陳列什器としては店舗の空きスペースに応じて、吊り下げ什器かフロア什器かを選んで展開することが出来ます。
・その他の物流コスト削減の取組
東具は、今回ご紹介したフロア什器の実例以外にも、商品同梱カウンター什器の商品押さえようのゲス(パット)を、一体化のゲスにて作成することで、流通加工の加工手順を減らし、をコストダウンを図ったり、吊り下げ什器を100サイズから80サイズに縮小し、送料を約15%ダウンかつ、保管効率を20%向上させる形状を設計したり、様々なコスト削減の提案をすることが可能です。
商品や、販促物の形状などによって最適なご提案をさせて頂きますので、是非、弊社の営業担当、もしくは私までご連絡いただけたらと思います