こんにちは。大阪紙器設計の原です。
様々な什器やPOP什器類を、トレンド情報を混ぜながらご紹介させていただく
「販促什器トレンド図鑑」のVol.25です。
月日の経つのは早いもので本年も三分の二が過ぎようとしております。当然ながら季節の移り変わりとともに美容に対する関心や消費者ニーズにも少しずつ変化が発生いたします。そこで今回は最近話題となっている美容トレンドの一例として@cosmeが発表した下半期トレンド予測をご紹介します。
2026年下半期の@cosme予測では、以下の6テーマが挙がっています。
・まるごと日差し対策
・血色パンダチーク
・ガジェ美スキンケア
・推し事美容
・仕込みフィルター肌
・サプリ水
の6つになります。
その中でも私が特に興味深いと感じたテーマを2つご紹介いたします。
「サプリ水」は水分補給と美容・健康ケアを同時に叶えることを目指したトレンドです。従来はサプリメントや錠剤で摂取していた美容成分を、日常的に飲む水やドリンクで手軽に取り入れたいというニーズから注目が予測されているようです。背景には健康志向やインナーケアへの関心の高まりに加え「無理なく続けたい」「習慣化したい」という生活者の意識変化があるようです。美容を特別なことではなく毎日の生活の中で自然に取り入れるという時代性を反映したトレンドだと感じました。
「推し事美容」はライブやイベントの“推し活”をきっかけに美容へ取り組む人が増えている現象を指します。「推しに会うからきれいになりたい」「最高の自分でその場に臨みたい」という気持ちが美容行動の原動力になる事で、スキンケアやコンディション管理へ繋がると考えられているようです。近年推し活が単なる趣味を超えてライフスタイルの一部となっていることを背景に生まれたトレンドであり、美容の目的が「自分磨き」だけでなく「推しとの時間をより楽しむこと」へと広がっている点が非常にユニークです。
今回はサプリ水や推し事美容をはじめ、変化する美容意識や消費行動を反映したコスメ市場に対応する店頭販促什器をご紹介します。
化粧品(コスメ)向けフロア什器①


化粧水・美容液を陳列するフロア什器です。
現在の化粧水・美容液市場では、成分重視・肌悩み特化・高機能化といったトレンドにより商品カテゴリーの細分化が進んでいます。そのため什器には見栄えの良さだけでなく複雑化した商品情報を分かりやすく整理し、消費者の購買をサポートする役割も求められています。
こちらの什器は全体を曲面形状とし陳列スペースを3層構造で設計しています。これにより商品カテゴリーごとの整理がしやすくなるだけでなく、高低差による自然な視線誘導を実現します。
例えば、化粧水→美容液→乳液といったスキンケアの使用順序に沿って商品を配置することで、消費者が商品の役割や使用ステップを感覚的に理解する事が可能です。
化粧品(コスメ)向けフロア什器②


こちらも化粧水・美容液を陳列するフロア什器です。
先ほどの什器とは対照的に本什器はドレッサーをモチーフとしたデザインにしています。先ほどの什器が商品情報を整理し選びやすさを高めることを主眼としていたのに対し、本什器はドレッサーならではの意匠を取り入れることで、化粧水や美容液の使用シーンを想起させ美容カテゴリーらしい世界観や華やかさを演出することを目的としています。
機能や成分を訴求する商品よりもパッケージデザインやブランドイメージに特徴のある商品との相性がよく、限定品や新商品など感性の価値を重視した商品展開にも効果的です。
化粧品(コスメ)向けフロア什器③


チーク・リップを陳列するフロア什器です。
チーク・リップは機能性よりも個人の嗜好や感性に訴求する商品が多く、豊富なカラーバリエーションや組み合わせの自由度が魅力となります。
こちらの什器はブロックを積み重ねたようなステージ構成を採用し、「選ぶ楽しさ」や「組み合わせる楽しさ」を表現しました。複数のカラーやアイテムを組み合わせて自分らしいメイクを楽しむ、メイクアップカテゴリーならではの価値を訴求しています。
またカジュアルで親しみやすいデザインにより売場での注目度向上を図るとともに、若年層向け商品やトレンドを意識したブランド展開に適した什器となっています。
化粧品(コスメ)向けフロア什器④


日焼け止め・UVケア商品を陳列するフロア什器です。
昨今の日焼け止めは海やレジャーでの紫外線対策だけでなく、通勤・通学や買い物など日常生活のさまざまなシーンで使用されるアイテムとして需要が拡大しています。
こちらの什器では上部に町並みと虹をモチーフとした装飾を配置することで、日々の生活の中で商品を使用する楽しさや前向きな気持ちを表現しています。
また虹は明るくポジティブな印象を与えるだけでなく、アーチ形状によって「守る」「包み込む」といったイメージも想起させます。そのため、紫外線から肌を守る日焼け止め・UVケア商品の特性を視覚的に表現するモチーフとして高い親和性を持っています。
最後に
以上、化粧品(コスメ)向けフロア什器をご紹介いたしました。
近年の美容市場では化粧水や美容液などのスキンケア商品に加え、美容サプリメントや美容ドリンクなどを活用して体の内側から美しさを支える「インナーケア」への関心が高まっています。
従来は美容といえば肌表面へのアプローチが中心でしたが、近年は栄養バランス・腸内環境・睡眠といった身体全体のコンディションを整えることが美容にもつながるという考え方が広がっているようです。
実際に@cosmeの口コミデータでは、「インナーケア」というキーワードの出現率が2025年時点で10年前の約17倍に増加しています。これは美容を外側からのケアだけでなく、内側からもアプローチするものとして捉える人が増えていることを示しています。
また市場規模も拡大傾向にあります。TPCマーケティングリサーチの推計によると、国内インナービューティ市場は2024年に約1,092億円、2025年には前年比2.6%増の1,121億円規模に達すると予測されています。 健康と美容を一体的に考える消費者の増加があり、美しさを体の内側から支えたいというニーズが市場拡大を後押ししていると考えられます。
このようにインナーケアは従来の化粧品カテゴリーとは異なる領域でありながら、美容と健康の境界が曖昧になる中で存在感を高めています。
冒頭でご紹介した「サプリ水」に象徴されるように、美しさを体の内側からも整えるという価値観は今後も広がっていくと考えられます。
弊社の大阪・東京・福岡のショールームには最新の実績物の他、実際に製作した化粧品(コスメ)向けフロア什器も多数展示しております。
ご興味のある方は、各拠点の東具営業までお気軽に見学をお申し出ください。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。














