営業チームでデジタル販促関連の担当をしております重村と申します。
先日は【デジタル販促】Vol1~4ではOMOマーケティングとは何か?
海外・国内事例などをご紹介させていただきました。
本日はOMOマーケティングのコンテンツのひとつであるAR(拡張現実)についてご紹介を致します。
■AR(拡張現実)とは
ARとは「Augmented Reality」の略で、一般的に「拡張現実」と訳されます。
実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することで、目の前にある世界を“仮想的に拡張する”というものになります。
ARを使ったサービスで有名なもののひとつが「ポケモンGO」になります。
テクノロジーとしてのインパクトは大きく、特に近年はスマホ向けサービスとして比較的簡単に実現できることもあり、日常生活の利便性を向上させ、新しい楽しみを生み出せる新機軸の技術として注目を集めています。
■よく聞かれるVR(仮想現実)との違いは?
ARとセットで「VR(Virtual Reality)」が紹介されていることが多いかと思います。
同じように視覚を利用する技術にはなりますが下記の違いがございます。
「AR」
現実世界に視覚情報を重複表示させる「拡張現実」
「VR」
非現実のクローズドな世界(スクリーン)にリアリティを高めた視覚映像を投影した「仮想現実」
VRは「非現実の世界をあたかも現実のように感じさせる」ものになりますので、
ARとVRは似て非なるもので、むしろ対照的なものと言えるでしょう。
■ARを活用するメリットは?
ARはスマートフォンやARグラス越しで見ることで、 現実世界にナビゲーションや3Dデータ、動画などのデジタルコンテンツが出現し、現実世界に情報を付加してくれる技術です。
簡単に言うと、ARは現実世界の「足りない」または「補足したい」情報を補ってくれるものになります。
エンターテインメント分野ではゲームやイベントでの利用をはじめ、
産業分野で業務効率や生産性向上に使われたり、ビジネスの分野でも企業の広告やプロモーション・販売促進に使われたりと、活用の幅広さから多くの企業に注目されています。
■AR技術を活用した事例
「Amazonのバーチャルメイク」
スマートフォン上でリップアイテムを選択すると、店舗に行かずともメイク後の顔のイメージを体験することができます。
「Google MapのAR案内機能」
スマートフォンのカメラを通して風景を見ると画面に矢印が表示され、どの方向に行けばいいのかを道案内してくれます。
「IKEAのアプリ」
IKEA製品を自由にARで表示し、自宅に原寸大の家具を設置してシミュレーションができるアプリを提供しています。
■東具でのAR事例のご紹介
東具でもARコンテンツの企画・開発を行うことができます。
今回はプロバスケットボールチーム「大阪エヴェッサ」様で採用頂いたAR事例をご紹介いたします。
試合会場限定で大阪エヴェッサの選手が登場するARフォトフレームを体験できる企画です。節目ごとに選手のフレームが変わる為、その時にしか体験できない限定企画となっています。
右のコードを読み取っていただくと、実際のコンテンツを体験していただくことが出来ます。
選手と並んでいるかのような写真が撮れるので、ファンの方に喜んでいただくことが出来ました。
■最後に
今回はOMOマーケティングのコンテンツのひとつである「AR」についてご紹介をさせていただきました。「AR」はあくまでもコンテンツであり手段になりますので、課題や目的を整理したうえで企画をしていくことが重要となります。
東具でもARの企画・開発を行っておりますので、ご興味を持たれた方がおられましたら
ぜひご相談いただけると幸いです。
次回は「AR」第2弾として、ARで具体的にどのようなことができるかということをご紹介させて頂きたいと思います。
拙い文章で恐縮ではございますが、今後も「デジタル販促」に関わる情報をお届けしていきたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。