2020.10.08Web
システム障害のあれこれ
メルマガ担当ことWEBコミュニケーション事業部の安田です。
IT業界にいるとシステム障害は大なり小なりよく聞く話ですが直接かかわっていなくてもドキドキしてしまうのは職業病なのかも知れません。先日の東京証券取引所のシステム障害を聞いた時は全く関係ないのに血の気が引く感じがしました。システム障害はシステムを使っていれば必ずついてくる話です。サービスを止めないように必要に応じて必要な対策を講じます。東証のシステムも莫大な費用をかけて止まらないように対策していると思いますがそれでも回避できませんでした。それだけ難しいことだと改めて認識しました。以前に関わった基幹システムはもちろん対策していましたが止まったとき用のマニュアルも作成して、社内や取引先の連絡先やシステムがない状態で業務をどのように進めるか?などがまとめてあり万が一に備えていました。
さて、パソコンの電源をきったらそのあと起動しなくなったことはありませんか?老朽化が原因かも知れません。しかし、そんな時は突然やってきます。普通に使っているシステムがそのようにいきなり使えなくなることがあります。システム障害と言っても機器の故障やシステムの不具合、外部からの攻撃、人的ミスなど原因は様々です。もちろん原因不明な場合もあります。
最近はWEB系に関わっていることが多いのでそっちのお話をさせていただくと、一番多いと感じるのは「WEBサイトの表示がおかしい」です。こちらの原因で最も多いのが人的ミスです。WEBサイトを更新しようとして記述ミスしたり、ファイルを消したり移動してしまったりなど、色々とあります。次に多いのがアップデートです。WEBサイトに導入しているCMSなどのシステムやサーバーなどがアップデートされることでバージョンが異なり、正常に動作されなくなることがあります。特に最近よくWEBサイトで使われているWordPressでは本体とプラグイン両方でアップデートがあります。どちらか片方をアップデートしたら正しく動作しなくなることがありますし、両方アップデートしてもダメな時もあります。
他では「WEBサイトが表示されなくなった」というのもありました。上記と同じときもありますが費用の支払いをしていなくて止められるケースも多いです。カード払いだと自動更新ができて問題ないのですが振込で行っている場合にメールを見落としていると料金未払いで止められてしまいます。はじめてこのケースに遭遇したときは全く原因がわからずすごく焦りました。
簡単にお話しましたが稼働しているシステムは一度作ったら終わりではなく定期的なメンテナンスがソフト面でもハード面でも非常に重要だと思います。安全、安心なシステム運用のためにも定期メンテナンスと万が一に備えた準備をしておくことをお勧めします。