2025.02.12Web
ダークパターンとは?
Webコミュニケーション事業部の安田です。
「ダークパターン」という言葉を聞いたことはありますか?聞いたことがない方が多いと思いますが、多くの方が経験していると思います。また無意識に実装してしまっている場合もありますので注意が必要です。
ダークパターンとは?
WEBサイトやページ作り、表示方法、デザインなどでユーザーをだましたり、勘違いさせたり、わかりにくくしてユーザーにとって不利益な行動をさせる手法のことです。
例えば、お試し価格と安く表示しているが定期購入が条件でその条件を明示しない、契約解約したいけど解約する方法がわかりにくくなかなかたどりつけないなどです。
ダークパターンのケース
ユーザーを騙す行為
虚偽の情報や偽装などでユーザーを騙す行為でユーザーを誤認させ不利益を与えたり、事業者が利益を得たりする。
例:
・実際は在庫があるのに「残りわずか」や「残り〇点」などと表示する
・限定品ではないのに「限定品」などと表示する
・常に同じ価格なのに「この価格は本日まで」などと表示する
・広告をサイトコンテンツのように表示してユーザーのクリックを誘う行為
・創作したレビューを掲載する
・お気に入り、いいね、気になるなどの数を実際の数より多く表示する
・ユーザーが選択していないのに有料オプションが追加状態でカートにいれる
・決済前のページで初めて手数料など商品以外の費用を提示する
・説明もなしにお試し後に自動でサブスクリプションになる
ユーザーの行動を妨害する行為
ユーザーが行いたいことを意図的に妨害して不利益を与えたり、事業者が利益を得たりする。
例:
・安いプランの情報を隠したり、わかりにくい表現にしたり、小さく見えにくい色で表示したりプランの比較を行いにくくする
・販売している商品の単位を変えて商品選定を行いにくくする(同じ商品で〇個と〇kgの表示があるなど)
・解約まで複数ページを経由させてなかなか見たいページにたどり着かせないようにして解約をさせにくくする
・「はい」「いいえ」の「いいえ」を「お得な情報を受け取らず損をします」など不快な感情を与えて事業者が選択してほしい「はい」のほうに誘導する
最後に
気づかずダークパターンを実装している事業者も多いと思いますが、ダークパターンは事業者の評価をさげる原因になります。一度、ユーザー視点で見直し当てはまる部分があれば改善しましょう。