2025.01.10販促・マーケティング
【デジタルマーケティング】Vol26.Xの企業活用トレンド
東具でWEB・デジタル事業の責任者をしております重村と申します。
前回に引き続きXの企業活用トレンドについてご紹介させていただきます。
■企業におけるX(旧Twitter)運用のリスク
X(旧Twitter)は元々匿名性が高くカジュアルなコミュニケーションが特徴のSNSであることから、拡散力の高さというメリットがある一方で、炎上リスクも非常に高いSNSとなっております。
直近でも企業の投稿が炎上し、謝罪を行ったものの最終的に廃業となるようなケースも出ております。企業は常にリスクを考えながら運用を行うことがマストとなっています。
■2024年に大流行した「便乗キャンペーン」
2024年に突如として流行した「便乗キャンペーン」をご存知でしょうか。
「ご報告」形式の1年分プレゼントキャンペーンを愛媛県のみかん専門店「のま果樹園」の公式アカウントが行ったことが話題となり、各企業が手法に便乗する形でキャンペーンを実施しトレンドとなりました。
パッと見ただけだとなにかの報告やお詫びのようですが、よく読むと「みかん1年分をプレゼント(月に1回、12カ月間)」する旨が記載されています。
プレゼントの条件はフォロー&リポストと、よくあるXのキャンペーンと同様ですが、該当ポストは23万リポスト、4,115万インプレッションを越え話題となりました。当選者は2名で当選の可能性は低いにも関わらず多く拡散されました。
※「のま果樹園」様公式アカウントより引用
■最近のX運用トレンド
最近の運用トレンドとして、いわゆる「中の人」の運用は行わずに、元々の拡散性の高さを利用した情報発信・拡散を目的としたメディア的運用に切り替えている企業が増えてきております。
情報拡散を行うために「キャンペーン」を積極的に活用し、合わせて新商品情報やリニューアル、イベント情報などを発信するパターンが定番となってきております。
各企業がキャンペーンを頻発することでの影響も出てきています。
(1)キャンペーンが埋もれてしまう
数多くのキャンペーンが実施されているためにユーザーから発見されない可能性があり、フォロワー数が少ないなどアカウントパワーが弱いとより影響が顕著になってしまう。
(2)キャンペーンの企画力
ユーザーは日頃から数多くのキャンペーンを目にしていますので、応募方法や景品の魅力やクリエイティブ(デザイン)の訴求などの企画力も重要となってきております。
■最後に
今回はXの企業活用トレンドについてご紹介をいたしました。
次回もX運用についてご紹介をさせていただきます。
また東具のコーポレートサイト内のデジタルマーケティングサービスページを一新致しました。現在の東具が提供できることをご紹介させていただいておりますので、こちらもぜひご覧いただければと思います。