2025.10.15販促・マーケティング
【新人デザイナー】社会人一年目を振り返る
西日本デザインチームの長田です。 本日は社会人一年目を振り返っていこうと思います。 どこに需要があるのか、、という感じですが、休憩がてら気楽にご覧いただければ幸いです。
目次
- 生活習慣の変化
- 教えてくれる環境が当たり前ではない
- 全て自己管理・自己責任
- 商業デザインと実力不足
社会人一年目に感じることといえば、やはり学生時代とのギャップだと思います。どんなところにギャップを感じるかは個人差があるとは思いますが、私は主に下記4つのギャップを強く感じることがありました。
1.生活習慣の変化
学生から社会人に立場が変化するのですから当然のギャップと言えます。特に私の大学4年生時代は卒業制作の授業しか取っていなかったので、週2でお昼からの2、3コマ程度の授業に出るだけの生活でした。つまり、社会人とは逆の週休5日というイージーモードでした。そんな状況から一転して、週5日朝から晩まで8時間拘束される環境というのはなかなかにハードでした。それに一年目の1ヶ月間は東京での研修で、慣れない立場、慣れない土地で慣れない一人暮らしをしなくてはならなかったのは結構しんどかったな〜と思います。特に家に帰って話し相手がいない状況が精神的にしんどかったです。ただ、この経験を経たからこそ自分にとって親や友達がどれだけ支えになっていたのかを実感しました。ちなみに、生焼けの牡蠣を食べて研修中に食中毒に見舞われるというハプニングがありました。休んだらついていけなくなると思い、死ぬ気で研修を受けました…。
2.教えてくれる環境が当たり前ではない
研修期間までは、授業を受ける環境と似ているので学生気分が抜けないところがありましたが、研修が終われば本格的に業務が始まります。そこで痛感したのは、先輩や上司は先生ではないということでした。学生時代は分からないことがある時やアドバイスが欲しい時に好きなタイミングで先生に質問できる環境が用意されていました。しかし、社会人になると分からない時は、自分で答えを探すしかありません。それでも解決しない時は、先輩や上司の時間を奪って教えてもらうことになります。当然タイミングも好きなようにとはいきません。私は有難いことに上司に恵まれているので、優しく教えてもらうことができていますが、このギャップで苦労している人は結構多いのではないかと思います。
3.全て自己管理・自己責任
学生でもすでに出来ていないとダメな点ではありますが、学生時代とは重みが違うなと感じます。学生時代は無責任でも「自分周辺」の小さな範囲内で完結する規模でしたが、社会人は自分の無責任が社会的に大きな損失を発生させてしまう可能性があります。スケジュール管理や確認作業が苦手な私からすると、この点はかなり負担に感じました…。社外の方にメールを送るだけでも緊張していたのを覚えています。ただ悪いことばかりではなく、プライベートの場合は良くも悪くも自由という点がとても気に入っています。
4.商業デザインと実力不足
大学時代に制作してきたデザインは、自分でコンセプトを決めて自分の好みのテイストにするアートに近しいものでしたが、商業デザインは「商品」が絶対的な軸のため自分の好みのデザインができる訳ではありません。さらに、お客様の要望と自分の思うところにズレがあったとしても、なんとか満足してもらえるものを作らなくてはなりません。そんな時に、デザインの引き出しの無さと実力不足を痛感します。正直この点が今でも一番苦戦しているところです…。
さいごに
学生時代は社会人になることに対して不安でいっぱいでしたが、なってしまえば1年間はあっという間に過ぎていました。あんなに不安だったのに、案外なんとかやっていけるものだな〜と思います。今は学生時代に比べて時間の流れが早過ぎて3年、5年、10年と気づけば過ぎていた、なんてことになりそうで恐怖を感じています…。とはいえ、まだ2年目のペーペーなので気を緩めずにこれからも社会人頑張ります。