2022.12.26資材のサステナビリティ
ちょっとした梱包の工夫(運賃・環境配慮)
物流・配送で重要なことは、モノの状態・品質を保ったまま運ぶことです。そのために、さまざまなサイズの段ボール箱を用意し、衝撃を吸収する緩衝材によってモノの破損を防ぐことは必要です。通常の量産製品の場合は専用に設計を行い、資材の最適化を図っています。
しかし、小ロットなどの場合は専用の梱包箱を作ることは生産的ではなく、かといってあらゆるサイズの在庫を抱えることも現実的ではありません。そして大は小を兼ねるといえども箱が大きすぎると無駄に緩衝材が増えてしまいゴミを増やしてしまいます。
そこで、小ロットの梱包の場合は、少しでも緩衝材の使用を減らし、かつ安全に配送できる工夫を行っております。
緩衝材を減らす工夫
カートンサイザーの使用
カートンサイザーは段ボールのサイズを小さくするために折り目を入れる器具です。
物流センターでは数種類のサイズの段ボールを準備し、基本的にはそれらを使用します。
もし、適切なサイズがなく、大きなサイズを使用すると、商品を詰めた際に、余分な空間ができます。また、その分、緩衝材を多く使用することになります。
しかし、カートンサイザーを使用して、段ボールの大きさを適切なサイズに調整すれば、内側に余分な空間ができず、不要な緩衝材を使用せず配送できます。
段ボールのサイズを調整することで、不要な緩衝材を使用するほかに、段ボール内の隙間を減らすことで商品を固定しやすくなり、輸送時の破損の軽減にも繋がります。
モノの状態・品質を保ったまま運ぶには緩衝材は必要不可欠ですが、まずは、このように、無駄な緩衝材の使用を防ぐことで、できることから環境配慮型の梱包を目指していきます。