COLUMN

  1. ホーム
  2. 販促支援コラム
  3. 人を見る目

2021.11.16社長コラム

人を見る目

株式会社東具 代表取締役社長の清水貴義です。日頃より、東具に関わる皆様方には誠に感謝いたします。全国的に緊急態宣言も解除され、世の中が以前のような生活を取り戻そうとしています。特に飲食店をはじめとするサービス業では、徐々に時短営業も見直されるようになり、街中は急激に活気が戻ってきたように見受けられます。個人的にはまだ気を抜かず、感染対策に留意して再度感染拡大にならないことを祈っております。

その最中、第49回衆議院議員総選挙が10月31日に行われました。10月4日に自民党の岸田総裁が国会で総理大臣に選出され、臨時国会の会期末である10月14日に衆議院を解散し、10月19日公示、10月31日投票というスピード日程の選挙だったため、日頃から政治に関心をもっている人か、各政党のマニフェストをしっかり読み込まないと、投票がコロナや景気対策など目立った政策に引っ張られてしまいそうな感じがしました。

今回の衆院選の投票率は戦後3番目の低水準の55.9%であったそうです。相変わらず50代60代70代の有権者の票が大半を占めたそうですが、10代の選挙権が認められるようにもなり、若い人たちの政治への関心は強くなってきています。10代の投票率はというと2017年の衆院選では41.5%、2019年の参院選では32.2%に対し、今回の衆院選が43.0%と投票率は上がりました。大学生も積極的に若者への政治関心を促す組織を立ち上げるなど、明らかに10代20代の意識は高まっているように思います。そしてSGDsネイティブといわれる若者の増加により、環境問題や社会問題に強い関心をもつことがあたりまえの時代になってきているのです。その時代に合うリーダーを決める選挙でしたので、若者の投票率が上がるべき選挙だったと思います。

さて、皆さんは「人を見る目」というものをお持ちですか? ちなみに私は持っていません。言い換えると人のことは短い時間ではわからないと思っています。

なんとなく「こんな人かなぁ」と感じることはあっても、その人がどのような性格なのか、自分にとっての利害関係がどうなのか、本当のところは全くわかりません。
ですから私は、「自分は人を見る目を持っている」と言っている人を見ると、その人のことを超能力者か何かと思ってしまいます。一般的には人のことを判断するときは、わかる範囲の情報や自分自身の経験から判断してしまうのでしょうが、真剣にその人のことを判断するのであれば、そんな簡単なものでは決してないと思います。

企業でも従業員の採用面接では、経歴や雰囲気だけで判断するのではなく、その人の今後のパフォーマンスを採用担当者がどれだけ見届けられるか。選挙でも有権者がどれだけ候補者の政策や人柄を理解して割り切る覚悟があるか。いずれにせよ、自分が決めた人に対して寄り沿い、顛末を見届けることが私たち判断する側の責任ではないでしょうか。

結局のところ、「人を見る」すなわち「その人を理解する」ということは感覚や好き嫌いではなく、その人のことに対して時間を掛けて、自分自身が今後どのように関わっていくかということも考え、責任を共有するという覚悟をもつことが出来るかどうかということが重要になってくると思います。世の中、イメージと中身が違う人が多いのが事実です。

投稿者

清水 貴義

代表取締役社長

清水 貴義

東京支店長、専務取締役を経て平成22年3月に代表取締役社長に就任。

まずはお気軽にご相談ください

06-6965-3331

平日 9:00~17:00まで受け付けております。

お問い合わせ

まずはお気軽にご相談ください

最新のセールスプロモーションカタログをお届けします。

資料請求

POPツールカタログはこちら