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2022.01.13社長コラム

成人年齢引き下げについて思うこと

株式会社東具 代表取締役社長の清水貴義です。日頃より、東具に関わる皆様方には誠に感謝いたします。昨年末に世の中のコロナによる制限も緩和され、街中は人でごった返しになっている状態を目の当たりにしました。これは最近まで自粛を余儀なくされていた状態の反動なのか、はたまた元々これほどまで人が溢れかえっているのが普通だったのか。

飲食店は従業員不足によって準備や片づけが滞り、お客が店外で待つような光景も多かったように思います。いずれにせよ人の多さに恐怖を感じました。
1月10日現在で新規感染者も全国で6400人を超え、第6波による影響が気になります。

そんな中、各地で成人式の式典が執り行われました。昨年と比べ感染対策に留意して実施されたところも多く、待ちわびていた新成人や関係者の方々はさぞ嬉しかったことでしょう。

ニュースのインタビューでも、新成人としての意気込みよりも式典が実施されたこと自体に感謝するコメントが多かったことに、現状のもどかしさをおぼえました。

今年2022年4月から、成年年齢が18歳に「引き下げ」になります。つまりこれまで「成人」は20歳でしたが18歳から成人として扱われるということです。

選挙年齢が18歳に引き下げられたことや、国際的にも成年年齢は18歳が主流であることから、約140年ぶりに「成人」の定義が見直されることになりました。2022年4月1日に18歳、19歳に達している人は、その日から新成人となります。新成人は親の同意を得ずに自分の意志で様々な契約が出来るようになり、携帯電話の契約やクレジットカードを作るなどが可能です。一方、飲酒や喫煙、競馬・競輪などはこれまでと同様に20歳までは禁止のようです。そして成人式に関しては、いままで通り20歳を対象とした式典を行う考えの自治体もあれば、2023年は18歳・19歳・20歳をまとめて対象とした式典を行う考えのところもあるようです。ただ、この場合は18歳では多くが高校生であるということで、受験や就職準備に影響を及ぼしたり、3年分の対象者を一同に集める会場確保が困難だったり、問題は多いという意見も出ています。そして「18歳成人」ということで女性が結婚できる最低年齢は16歳から18歳に引き上げられ、結婚出来るのは男女ともに18歳以上となります。このことについては、色々な考えがあってのことでしょう。

現代社会において、世に影響を及ぼす人たちが若年化しているのが実態です。組織においても、古く凝り固まった考えにしがみついているところよりも、柔軟に変化しているところのほうが先に向けて期待が持てるように思います。

私は東具の社員に向けて「皆は大人なのだから言動に責任を持ってほしい」とよく声を掛けます。誰かに言われたからとか、誰かの責任にするという前に、自分自身がそれ相応の社会的責任を持っていることを自覚していただきたいと願っております。それと同時に裁量や権限も持ってもらうことで、自立心と協調性を育んでいただくことが理想でもあります。

しかしながら、「裁量と権限」をなかなか渡せていない組織が多いのも事実としてあるでしょう。組織を活性化させるためにも、個々の成長のためにも、大人として個を尊重できる組織を目指したいものです。新入社員も古株も一人の大人として尊重し、活躍できることを望みます。

投稿者

清水 貴義

代表取締役社長

清水 貴義

東京支店長、専務取締役を経て平成22年3月に代表取締役社長に就任。

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