営業チームでデジタル販促関連の担当をしております重村と申します。
先日の【デジタル販促】Vol8ではOMOマーケティングのコンテンツのひとつである
VR(仮想現実)とメタバースについて簡単な概要をご紹介させていただきました。
本日は事例のご紹介をさせて頂きたいと思います。
■エンターテイメントでのVR
エンターテイメント分野での代表例はゲームになります。
体験されたことがある方も多いのではないでしょうか。
VRヘッドセットを装着してプレイできるゲームは多く発売されています。
技術はまだ進化途上ですのでこれからさらにユーザーを興奮させるゲームが登場してくるのではないでしょうか。
■ビジネスシーンの教育・訓練分野でのVR
VRはビジネスシーンでも多く活用をされています。
企業におけるVRの活用が進んでおり、その活用用途の中でも多いのが教育・訓練の分野と言われており、日本でも多く活用されています。
その背景としては、業界・業種によって異なる特殊な事情や現場の状況がVRであれば再現できるという点、そして危険を伴い、現実的には訓練不可能な業務でも、VRなら簡単かつ低コストで体験させられる点などが考えられます。
下記のような「トレーニング」でも活用をされています。
- ・防災安全シミュレーション
- ・医療分野でのトレーニング(手術シーンを疑似体験など)
- ・作業訓練
- ・接客教育 遠隔接客
- ・コンプライアンス研修 etc
■ビジネスシーンでのプラス価値提供でのVR
VRはUX(ユーザーエクスペリエンス)を高める用途としても多く活用されています
・不動産分野でのVR
不動産業界は特にVRの活用が進んでいます。
不動産探しは「SUUMO」などのネットサービスが多くなってきており、
ネット上で物件のイメージをどれだけリアルに伝えられるかが非常に重要になってきています。
実際の不動産を撮影して、360度映像で自由に見渡せたり、ウォークスルーができるようなVRを体験された方も多いのではないでしょうか。
不動産だけでなく、結婚式場や工場見学などでも多く取り入れられています。
・観光分野での活用
日本政府観光局(JNTO)は訪日外国人向けの映像を配信しているYouTubeチャンネル「visitjapan」にてVRを活用した動画「360° VR JAPON」 を配信しています。
VRで体験をして頂くことで観光地や施設をよりリアルに魅力を感じて頂くことができます。
■メタバース活用
メタバースの概念として、最近は単なる「三次元の仮想空間サービス」ではなく、
「仮想空間と現実社会を組み合わせたサービス」とされることが多くなっていますということを前回ご紹介させていただきました。
代表事例をご紹介いたします。
・KDDIによるバーチャル空間
「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーン2020」や横浜ベイスターズとバーチャル空間内で野球を観戦する「バーチャルハマスタ」など、企業がつくり提供するものではなく、ユーザー自身がアバターを通して、街の中やイベントで色々なことに参加したり、体験することができる事例になります。
・三越伊勢丹によるスマートフォン向け仮想都市空間サービス「REV WORLDS」
「REV WORLDS」は三越伊勢丹が2021年3月より提供している、VRを活用したコミュニケーションプラットフォームのスマートフォン向けアプリになります。
アプリ内では新宿駅東口の一部エリアや伊勢丹新宿店が仮想都市として再現されており、24時間どこからでもアクセスが可能となっており、ユーザーは、アプリ内でアバターの顔・髪型・服装をカスタマイズできるほか、チャット機能を用いて友人や家族、初対面のユーザーとも会話を楽しむことができ、仮想の伊勢丹新宿店で、コスメやワインなどの気に入った商品があれば、アプリ上でクリックし、実際の商品を購入することもできます。
■最後に
今回はOMOマーケティングのコンテンツのひとつである「VR」と「メタバース」の事例についてご紹介をさせていただきました。
次回は、「VR」の具体的事例についてご紹介をさせて頂きたいと思います。
拙い文章で恐縮ではございますが、今後も「デジタル販促」に関わる情報をお届けしていきたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。