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2022.09.12社長コラム

「秋眠」という考え方

株式会社東具 代表取締役社長の清水貴義です。日頃より、東具に関わる皆様方には誠に感謝いたします。

朝晩は、ようやく暑さも和らいで、気持ちいい夜風と共に秋の虫の音が聞こえる時期になりましたね。私の身の回りの人の多くは秋という季節を好み、過ごしやすい気候であるのと、食べ物やファッションなど、興味のあることが盛りだくさんなこの季節は、私は実はちょっと苦手な季節でもあります。

というのも、花粉症や鼻炎を患っているわけでもなく、具体的には夏の盛っている状況(刺激的な日差し、木々の勢いよく茂った様子、蝉の鳴き声のうるささなど)が、生命力をものすごく感じるのですが、私の感覚の秋は夏の栄えていたものが衰退していくイメージを抱いてしまうのです。

「愁い(うれい)」という言葉には「秋」という字が含まれていますし寂しい感じもしますが、秋は気持ちを安定させる時期として冬眠ならぬ「秋眠期間」としています。この発想は私にとって実はとてもポジティブに考えており、1年の内の秋というシーズンは色々なことが冷静に見られるのと心身共に休ませることが出来る大切な期間なのです。

本音は24時間365日フルパワーで活動したいところですが、私も普通の人間ですのでそんなことをしたら壊れてしまいます。若くてギラギラしていた頃は、ほぼ毎日フルパワーでしたので、気の抜ける盆休みと年末年始は毎回体調を崩していました。当然年齢を重ねるごとに気力も体力も衰えていくものですので、その対策として活動のメリハリをつけることにしたのです。

一般に人間は1日8時間ほど睡眠をとったほうがよいとされていますが、実際は6時間くらいの睡眠の人が多いとも聞きます。つまり1日の四分の一は休んでいることになります。それを1年で想定した場合、春・夏・冬のシーズンはフルパワーで活動し、秋のシーズンのみ控えめに過ごすことにすればバランス的にもよいのかなとも思います。とは言え秋の期間に何もしないというわけでもないですが。

このコロナ禍で、世の中が悪い意味でなんとなくゆったりしてしまった部分もあると思います。「コロナ禍だから仕方がない」というフレーズが当たり前のように使われ、惰性で過ごしてしまい世の中全般的に心も体も仕事も衰退化しているように感じます。この状態を打ち破るには、日々の努力と打破する気持ちを持ち続けて行動に移さなければならないでしょう。日々、試行錯誤して状況が良くなるように頑張っている人も多いですが、どうにもならないことと、どうにかしなければいけないことを見つめ直すことが大切だと思います。惰性で過ごすのではなくどこかのタイミングで切り替える計画を立てて、「コロナ禍だけどうまくいった」といえるようになりたいものです。

「やる時はやる、休む時は休む」と割り切る気持ちもうまくいかせるためには大切なことであると思います。私も秋眠期間で英気を養い、いまの悪い雰囲気を打破できるよう頑張りたいと思います。

投稿者

清水 貴義

代表取締役社長

清水 貴義

東京支店長、専務取締役を経て平成22年3月に代表取締役社長に就任。

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