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2020.09.10社長コラム

自己都合

株式会社東具 代表取締役社長の清水貴義です。
日頃より、東具に関わる皆様方には誠に感謝いたします。

まだまだ先の見えない不安な日々が続きますが、皆が工夫をして新しい生活様式を取り入れていくことが定着しつつあります。不自由なことが多く息苦しい日常ですが、世界中の人々が同じ苦悩を抱えているわけですから、少しでも暮らしが良くなるようにひとりひとりが意識と行動をしたいものです。どうしてもこういったことはネガティブに考えて何かと否定的になりがちですが、逆にポジティブに考えて周りの状況を鑑みず根拠のない持論を唱える人もいます。希望をもって正しい情報のもと建設的な考えではない場合、巻き込まれた人は余計に困惑してしまうかもしれません。良くも悪くも世の中自分の思い通りになることばかりではないのです。自分にとって都合の良いと思っていることが、結局は周囲を不快にさせ挙句は自分自身を追い込んでしまうことにもなりかねないのです。

そのようなことで私が日頃から気になっていることを述べさせていただきたいと思います。普通の人であれば、他人のことよりも自分のことを優先するでしょう。しかし、状況によっては自分よりも他人を優先させることがあります。たとえば、困っている人の手助けをする場合。身体の不自由な人が路上で困っている場合、声を掛けたり手を貸したりするというケースがあるでしょう。そんなとき、足を止めて時間を要してひと手間かけることで、自分の時間や労力を費やすというのが事実です。思いやりのある人は赤の他人でさえも自分の多少の犠牲を払ってでも手助けをするのです。外で落とし物を見つけたとき、どうしますか?
拾いますか? やり過ごしますか? 見つけた人にとっては特別なものでないように感じても、落とした人にとっては大切なものかもしれません。何かしら出来ることはあります。周囲の人に声を掛ける。交番に届ける。インフォメーションなどの公共の施設があれば届ける。持ち主が戻って来るまで踏まれたり汚れたりしないように端に寄せる。なかなか面倒なことですがいかがでしょうか?

さて、私たちのようにお客様に対してサービスを提供することを仕事としている場合、お客様に向き合って精一杯努めるのが使命です。面倒くさいと思うことはもってのほかです。
業務の範囲内でお客様が疑問に思い質問されたことは、確認して適切な返答するのが当然の務めです。先日、知人と食事に行った時のことですが知人は「大海老天ぷら定食」を注文しました。しかし出てきたのは「大海老」とは言えるような大きさではなく、改めてメニューの写真を見てみると「普通の海老」と「大海老」の違いは歴然たるもの。近くにいた若い男性店員に聞いてみると「これは大海老です」とキッパリと即答。その対応を不審に感じ「一応確認してきてください」と依頼すると、暫くしてそこの責任者の方が出てきて「申し訳ございません。こちらの手違いで普通の海老を出してしまいました。すぐに正規の大海老をお持ちします」と。ここで問題なのは手違いで出したことよりも若い男性店員の対応です。
自分の思い込みなのかどうかわかりませんが、客である私たちからすれば確認するのを面倒くさがり適当に対応されたと感じます。自己都合で本来の業務活動や思いやりの心を損なってしまうと、ウイルス感染で疲弊した世の中が更に過ごしにくいものになりそうです。

投稿者

清水 貴義

代表取締役社長

清水 貴義

東京支店長、専務取締役を経て平成22年3月に代表取締役社長に就任。

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