こんにちは。TCLab.の明智と申します。
今月よりTCLab.チームから、販促コラムをお届けいたします。
有益な情報を発信できればと思いますのでどうぞ宜しくお願いいたします。
さて第一回目は香り見本の種類のご紹介です。
香り見本(香りサンプル)とは、ドラッグストアなどの店舗の柔軟剤やヘアケア製品コーナーで香りを確かめるために設置されているケースです。
入れ物の中には香料を混ぜた香りビーズや、ゲル、フェルトが入っており、消費者の方が手に取って香りを確かめます。
では、どのような香り見本があるのか、よく使われている人気の3種類をご紹介いたします。
【ボトルタイプ】
手に取りやすいオーソドックスなタイプです。
ボトルにシールを貼ったり、設置するボックス部分に製品や香りをイメージするデザインの印刷を入れ訴求します。
- メリット:使用がない時は、フタを閉めておくことで、香りが抜けず長持ちする。
- デメリット:お客様からすると、フタを開け閉めする手間がかかる。
【ブリスタータイプ】
弊社パーツの「フタ付きブリスター」を使用した例です。
穴が開いており、そこから香りが確認できます。
お客様には製品や香りをイメージした台紙とセットで手に取って香りを確認いただけますので、アイキャッチ性に優れたテスターが製作できます。
- メリット:お客様にはフタの開け閉めなどの手間がなく、ストレスフリーで香りを確認していただける。
- デメリット:ブリスターに穴があるため、常に周囲に香りが漏れ出るので、香りの持ちが他のタイプと比べて短くなりやすい。
【アルミプッシュタイプ】
パウチされたアルミの中にフェルトを仕込む仕様です。
PUSH部分を指で押すことで、香りが外に発射されます。
他のタイプに比べ、台紙面の訴求面が大きくデザインが映えますので、他社との差別化でご活用頂けます。
- メリット:お客様にはフタの開け閉めなどの手間がなく、ストレスフリーで香りを確認していただける。アルミパウチで気密性がよく香り穴も1つのため、香りが抜けにくく長持ちする。
- デメリット:コストが他の2タイプよりかかる。他のタイプより量産に時間がかかる。
製造工程
おおよそのデザインと、どのタイプの香り見本にするかが決まると、香料を混ぜたビーズやゲル、フェルトなどの作成をします。
製品の香料をご支給いただき、ビーズなどに染み込ませていきます。完成までビーズの場合は約1か月程度、アルミプッシュの場合は約1か月半程度かかります。
その間に、並行してデザインも確定させていきます。
ボトルやブリスタータイプの場合は、出来上がった香りビーズなどをボトルやブリスターに入れ、ボトルシートや台紙を貼り付け、ヒモとクリップを取り付け、置台とセットで発送します。
アルミプッシュタイプの場合は、香りフェルトが入ったアルミパウチに台紙とヒモ、クリップを取り付けて発送します。
このような作業が必要になるため、ケースバイケースですが、香り見本の作成は、紙器什器などと比べ、少しお時間が必要になります。
店頭に香り見本を置くときに必要なもの
出来上がった香り見本をそのまま店頭に並べると、置台から落ちたり、他の香り見本と置き換わったりします。
そのようなトラブルを防ぐために、落下防止のためのヒモとクリップは必須となります。
弊社では、グリップ力が強く棚につけやすいPクリップの使用をおススメいたします。
以上、いかがでしたでしょうか?
ある調査では、女性は柔軟剤を購入するときに仕上がりの肌触りと同じくらい香りを重視するというデータが出ています。
香りがする製品を買って失敗したくない、自分の好みの香りでなければ使いたくない、という気持ちが大きく働くのでしょう。
香りがする商品の店頭展開をするときに、香り見本があるのとないのでは、消費者の購買行動に大きく影響するかもしれません。
弊社では、香りと視覚で消費者の購入へ促す施策を多数ご提案、実施させていただいてきました。
ご興味ご関心ございましたら、ぜひ、ご連絡ください。