2023.11.15販促・マーケティング
【デジタル販促】Vol19.OMOマーケティング事例「インフルエンスファネル」「ダブルファネル」
営業チームでデジタル販促関連の担当をしております重村と申します。
先日は【デジタル販促】Vol.18ではーケティングにおいて重要な購買プロセスの概念である「マーケティングファネル」の「パーチェスファネル」をご紹介させていただきました。
本日は引き続き「マーケティングファネル」のひとつである「インフルエンスファネル」「ダブルファネル」についてご紹介をいたします。
※マーケティングファネル(Marketing Funnel)
潜在的な顧客が商品やサービスを認識し、購入するまでの段階を示すモデルのことを指します。
■インフルエンスファネルとは
インフルエンスファネルは、顧客の「購入後の購入者の行動を表した」マーケティングファネルになります。サブスクリプション、SaaSやECサイトでの定期購入商品など継続利用することが重要なビジネスモデルで使われます。
背景としてSNSをはじめとしたプラットフォームが一般化されたことにあります。
SNSでの評判やレビュー・知人・友人からの口コミ、比較サイトでの評価が、新規の顧客の購買行動に対して大きな影響を与えることは明らかになっています。
継続(リピート)
商品あるいはサービスを購入・契約して頂いた顧客をリピーターへとつなげる段階です。
手厚いアフターフォローで、より長く顧客になってもらう施策が重要となります。
紹介(ファン化)
顧客との繋がりや信頼関係を構築し、自社のファン化を促す段階です。
この層へのアプローチは、よりメリットのある情報やコミュニティなどによって、商品やサービスの満足度を高めることでファン化し、いかに紹介をしたいという気持ちにさせるかがポイントになります。
共有、発信
ファンとなった顧客が情報を発信・拡散する段階です。
顧客が自発的に商品の魅力などの情報を広めてくれるため、潜在顧客の購買促進や新規顧客の獲得につながります。
■インフルエンスファネルをどのように使う??
サブスクリプション、SaaSやECサイトでの定期購入商品など継続利用することが重要なビジネスモデルで、購入後に顧客が「紹介したくなる」「ファンになる」「発信したくなる」施策や仕組みが整っているのかを検証する際に使用することができます。
■ダブルファネルとは
ダブルファネルは、「パーチェスファネル」と「インフルエンスファネル」を組み合わせたマーケティングファネルになります。
「認知→興味関心→比較検討→購入」までにとどまらず、「継続」「紹介(ファン化)「発信・共有」を含めた一連のプロセスで顧客の購買行動を分析します。
※パーチェスファネル
認知→興味関心→比較検討→購入で構成される定番のフレームワークになります。【デジタル販促】Vol18.OMOマーケティング事例をご参照ください。
■ダブルファネルをどのように使う??
消費者の認知段階から購入、そして発信までの分析に役立てることができます。
従来のマーケティング戦略では、「新規顧客獲得」「既存顧客の囲い込み」「顧客獲得後のCRM戦略」などが分断されて行われてしまうケースもあるかと思います。
ダブルファネルを活用することで、認知〜購入、そして顧客の継続利用〜発信までを分断することなく一気通貫で見ていくことができます。
■最後に
今回はマーケティングにおいて重要な購買プロセスの概念である「マーケティングファネル」について解説をさせて頂きました。マーケティングを理解することで適切な施策を実施することができます。
拙い文章で恐縮ではございますが、今後も「デジタル販促」に関わる情報をお届けしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。