2024.03.13社長コラム
アレルギーの原因
株式会社東具 代表取締役社長の清水貴義です。
日頃より、東具に関わる皆様方には誠に感謝いたします。
3月のこの時期になると、世間では2011年の東日本大震災の話題があがってきます。あれから13年の年月が経ちましたが、昨今では地震について考えさせられることも多く、日本国民の意識も高まり、備えなど真剣に取り組む人も多くなったと思います。
自然は私たちの生活を豊かにしてくれますが、時として脅威になることもあります。
天災の力は凄まじく、人間の力ではどうにも及ばないこともありますが、出来ることをやりながら平和に過ごしていきたいものです。
最近は季節柄、花粉症に苦しむ人もよく見かけます。
そもそも花粉症とは植物の花粉が原因で生じる季節性アレルギー性疾患の総称で、主に鼻の症状からなる「アレルギー性鼻炎」や目の症状からなる「アレルギー性結膜炎」が現れるようです。また、「花粉皮膚炎」と呼ばれる皮膚症状が出ることがあります。患者数は年々増加傾向で、国民のおよそ42.5%が花粉症にかかっていると推測されています。とりわけ全国の森林の18%を占めるといわれるスギの花粉による花粉症の患者が多く、スギ花粉症の有病率は40%ほどにもなるといわれています。
私自身、花粉症という自覚は現在なかったのですが、確かにこの時期になると目の周りの皮膚が痛んで弱まっていますので実は花粉皮膚炎かもしれません。
そして最近私が知ったワードで、「寒暖差アレルギー」というものがあります。太陽が出ている昼間はポカポカ暖かいけれど、日が落ちた夕方以降は急激に冷え込み、秋から冬にかけての期間や春先などの季節の変わり目など一日の寒暖差により引き起こるくしゃみや鼻水、鼻づまりや体のだるさなどの症状をいいます。寒い外から暖かい室内に入るなど、その逆でも引き起こります。
目安として、寒暖差が7度以上で起きやすいとされていますが、俗にいう自律神経の乱れが寒暖差アレルギーの要因の一つのようです。
また、「ストレス」も人間の免疫機能に悪影響を及ぼすため、アレルギーの原因の一つとも考えられています。
対人関係において、ストレスを感じるということがアレルギー発症につながるようで、社会的問題になっています。勤務先の上司部下の関係においても、「あの上司の態度は高圧的で一方的だから仕事に対してやる気が失せる」、「部下が指示を聞いてくれなくて精神的に疲れてしまう」というのも立派なアレルギーのようで、蕁麻疹やアナフィラキシーの症状が出るなどすることがあります。
いまでは、犬の躾でさえもストレスを与えないように、思い通りにならないことに対して𠮟るというのではなく、出来たことを褒めなければいけないといわれています。
花粉症のような自然によるアレルギーも相当つらいでしょうが、対人関係によるアレルギーについては発症しないために、ストレスを無駄に感じないようお互いの理解や思いやりによって乗り切っていけることが理想です。
また、それと同時に、自己管理も充分にして免疫力向上に努める必要があるでしょう。