2024.05.09販促・マーケティング
景品と商品とノベルティの選定について
こんにちは。大阪営業部の武市です。
今回は私も業務で取り扱う景品や賞品、またはノベルティについて触れてみたいと思います。
【景品】と【賞品】と【ノベルティ】の違いって?
まず【景品】【賞品】【ノベルティ】言葉の違いですがうまく説明できますでしょうか?
正しくは下記になります。
景品→おまけという意味合いがあり、購入やサービスに付属するもの
(例)ペットボトルについているキーホルダー(総付け景品)
賞品→何らかの結果に対して該当者にのみ提供されるもの
例)抽選で○○名に当たる掃除機
ノベルティ→配布されるもの(景品と違い無償提供もある)
(例)街頭で配られるポケットティッシュ
よってキャンペーンの文言で「抽選で○○名に景品をプレゼント!」というのは正しい表記ではないので注意が必要です。
品物の選び方
さて、そんな景品や賞品、ノベルティですが結局どんなものがいいか迷われることが多いと思います。
世の中にはたくさんの品物があるので、そこから最善を探すのは骨が折れるでしょう。
もし迷われることがあれば、以下の切り口を参考にしてみてはいかがでしょうか?
①予算と目標配布数
→上記を設定できれば品物の単価が決まります。(景品表示法に注意してください)
②ターゲット
→ターゲットが決まればその人が欲しがる品物が見えてきます。
③納期(配布時期)
→品物が既製品か受注品で納期は大きく変動します。また既製品も在庫数は流動的で逐一チェックが必要です。
④配布条件(購入の有無等)
→購入が条件の場合、景品表示法の対象になります。また紐づく購入金額によって景品の価格に制限が発生します。
⑤配布する目的(伝えたい、達成したいこと)
→景品や賞品など、その品物を貰えることを魅力として何かしらの行動を誘発するならば、第一にその品物が魅力的でなければなりません。
逆にノベルティは配布することで、情報の認知を促すことを目的とすることが多いので、その場合は安くて大量の品物が必要となり、そこに認知させたい情報を入れます。
⑥オリジナリティ
→ロイヤルカスタマー施策などであれば名入れをすることで、そのブランドを好きなユーザーの興味を引くことができます。
しかし、新規ユーザー向けの施策でこれらのオリジナリティあふれる品物は、誰もが欲しがる品物でない限り不適となる可能性があります。
上記がすべてではないですが、ご参考までに見ていただければ幸いです。
賞品の金額設定について
もし自分が下記のキャンペーンの二つの内、どちらかに応募できるとしてどちらに応募しますでしょうか?
① 抽選で1名に100万円
② 抽選で1万人に100円
上記の設定について、どちらが設定的に優れているかの明確な答えは有りません。
例えば①は家を買う条件であれば適切かもしれませんが、アイスを1個買う条件では②の方が適切かもしれません。
また年齢や性別によって金額と当選率のバランスに差があると言われております。
他、購入を条件とする場合、デジタルギフトのキャッシュバックであれば、値引きという見方もできるため、安すぎると他で買う方が結果的に良いと判断されるかもしれません。
仮に100万円の予算である場合、金額と当選人数の割り振りでかなりの選択肢があると思います。安すぎると賞品自体に魅力を感じないかもしれませんし、少なすぎると当選の期待値が低すぎて参加してくれないかもしれません。
よって必要なことは、当選金額の魅力度をなるべく下げないようにしつつ、当選の期待値も最大化させることとなります。
参考までに私が設定するとした場合、下記にしたいと思います。
(100万円の予算として)
①5万円を20名様に当たる
②A賞 3万円を30名様
B賞 1000円を100名様
⓵はどちらかというと高額で少なめの当選人数だと思います。
ただ、告知をする際の「5万円」のインパクトは大きいので、見栄えのいいキャンペーンになります。(総額○○円が当たる等もインパクト重視の施策設計です)
⓶は景品を2つに分けます。選択式にすれば賞品の魅力として最大化しやすいです。
※実施可能であれば最善は②だと思います(個人の見解です)
上記は結果を約束するものではありません。
あまり結果が振るわなかった場合は、次回の施策で価格と当選人数の見直しが必要になります。
またこちらも景品表示法に注意が必要です。
さいごに
弊社では多くのキャンペーンの企画及び運営の実績があり、景品なども作成事例がございます。
キャンペーンや景品等で悩まれている方は、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。