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2024.05.09社長コラム

朝令暮改

株式会社東具 代表取締役社長の清水貴義です。
日頃より、東具に関わる皆様方には誠に感謝いたします。

コロナ禍と言われた時期が過ぎ1年が経ちました。

ここ最近の円安の風潮で、街中では多くの外国人の方々を目にします。
私たち店頭広告に携わる者の主たる活動のステージである売り場も、インバウンド向けの商品が数多く並び、日本の独特の文化を表現したものや、日本人からするとやや嘲笑してしまうようなものに目を奪われます。これだけ極端に売り場って変わるんだなと感心させられます。

国内の観光地も外国人の方々の来日により、商売に活気がつくところもあれば、慣れない対応等で困惑することもあるとニュースで報道もしていました。
島国である日本は、昔から閉鎖的で自分たちの力だけで物事を解決することに誇りを持っていた国民でした。それが故に独自の研究開発を重ねてきた結果、精密で美しい製品だと世界から評価され、確固たる世界的ポジションを築いてきました。

しかし、皮肉なことに現代の日本は決して景気が良いと思っていない人が多いのではないでしょうか。過去には世界一の経済大国になると言われていた日本も、ここ数年でGDP(国内総生産)のランキングや成長率も落ちたなどの現実があり、最近では世界一安くて人気の旅行先として日本が注目されています。

厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所の発表によると、2070年までの日本の将来推計人口は8,700万人まで減少し外国人は総人口の1割を占めるようです。いまからまだ46年も先の話ですが、それまでに日本の法律や制度は大きく変わり、外国人労働者の受け入れ条件の緩和を推進させるのではないでしょうか。

法律や制度、規則・規定などは、多くの人に影響することから事前にしっかり検討して制定されるものです。しかし、これだけ変化の目まぐるしい時代においては、その都度の改変を検討することが大切だと思います。昔からの方針や概念を改変することを本気で考えて、場合によっては変えていくことも必要です。

私は経営者としての観点から、「大手企業は○○だから出来るが、我々中小企業は△△だから無理だ」という言葉に何とも言えない違和感と疑念を抱き、意味が分からないと思うことがあります。「そんな綺麗ゴトの制度にしたら、元に戻せなくなる」という意見に対しては、

「綺麗ゴトを目指すのが企業の努め」だと私は思っています。もしダメだったら謝罪して元に戻すことがそんなに難しいことなのでしょうか。

「朝令暮改」という言葉がありますが、一般的には「言っていることがコロコロ変わる」「一貫性がない」などネガティブな意味ですが、私はこの言葉を「柔軟に対応する」「環境に俊敏に適応する」というポジティブな意味で捉えています。国のリーダーであれ企業のリーダーであれ、物怖じして改変しないことは命取りだと思います。

これから日本国内に外国人の方々が増えることなりそうですが、そのことを快く受け入れ、共に成長していけるよう環境が築けるよう私たちは考えなくてはいけません。

皆が理想とする世界平和のためにも、いま考えることを怠らないようにしたいものです。

投稿者

清水 貴義

代表取締役社長

清水 貴義

東京支店長、専務取締役を経て平成22年3月に代表取締役社長に就任。

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