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2024.08.09社長コラム

正しく戦う人のコメント

株式会社東具 代表取締役社長の清水貴義です。
日頃より、東具に関わる皆様方には誠に感謝いたします。

パリオリンピック2024が開幕いたしました。2021年に延期になった東京オリンピック2020の時と比べると、いつものオリンピックらしく選手も周囲の人たちも盛り上がり、スポーツにより世界平和と理解の輪が拡がることを願います。
ただ、いまだウクライナ侵攻によりロシアの選手は、国を代表しない個人資格の中立選手としての出場になり、セレモニーの参加が認められないということが気になります。

戦争によって生み出されるものは何なのか、それによって奪われるものは何なのか、平和の祭典と呼ばれるオリンピックだからこそ考えさせられます。

オリンピックといえば、「参加することに意義がある」という言葉を想像される人も多いと思いますが、オリンピック精神として表現されているのは、「勝つことではなく、参加することに意義があるとは、至言である。人生において重要なことは、成功することではなく、努力することである。根本的なことは、征服したかどうかにあるのではなく、よく戦ったかどうかにある。」とあります。

さらにオリンピックには、「より速く、より高く、より強く」という言葉もありますから、「参加することに意義がある」という言葉は、弱くてもいい、負けてもいいという意味ではないでしょう。
しかし、ただ勝てばいいというわけでもなく、参加し、そしてひたすらに、純粋に、勝つために正しく努力することに意義があるというのが本質なのでしょう。

毎度のことですが、選手のコメントが心に響きます。
戦う前も戦った後も、素晴らしいコメントを発するのです。それは、この時に向けて自分自身が努力してきたこと自体に納得感があり、周囲の助けも受けながらこの舞台に立てたことで、自然に発せられた言葉です。

そして、年々次の世代が活躍するようになり、競技のレベルも上がっているように思います。
これは、オリンピック選手だけのことでもなく、日ごろから真面目に業務に取り組んでいる会社勤めの社員にも感じられます。業務上の課題に対してチャレンジし、それを成し得るためにひたすら努力する。周囲の人に協力してもらうこともありながら、正しく戦う。

ですから、いにしえの人がそれに蓋をするようなことは、あってはならないのです。

会社や上司は、チャレンジをする気持ちの強い人にチャンスを与えることが大切です。
オリンピック選手として選ばれて参加している人は、これまで何もしてこなかったわけではないのです。それと同じく、社会に出ている社員も努力と経験をしてきているのですから、それを発揮出来る環境を用意するのも会社や上司の役割だと思います。

成功ばかりを追い求めて、失敗も経験出来ない環境こそ、先は期待出来ないでしょう。
ですから、社員をひとりの大人として見られない会社や上司は、その社員を潰してしまうか、社員に愛想を尽かされ離れて行かれるように思います。

正しく戦う人の心の火を消さないためにも、その人を尊重して暖かく見守ることが、世の中に求められるような気がします。

8月後半から始まるパリパラリンピック2024の選手のコメントも、たいへん気になります。
この舞台に上がる正しく戦う人のコメントは、きっと世界中を平和にするでしょう。

投稿者

清水 貴義

代表取締役社長

清水 貴義

東京支店長、専務取締役を経て平成22年3月に代表取締役社長に就任。

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