2024.08.09販促・マーケティング
100円均一の大創産業、3ブランド比較(前編)
TOGUデザイナーによるトレンド通信。
今回は100円均一に関連する内容となっております。
ぜひ最後までご覧いただけると幸いです。
日本の100円ショップは、便利なアイテムがいっぱい!
中でもDAISO(ダイソー)は、全国に展開する100円ショップの先駆けとして、多くの人々に親しまれています。
手頃な価格でさまざまな商品が揃っているため、ちょっとした買い物や日用品の補充に非常に便利です。
DAISOを運営する大創産業ですが、3つのブランドがあることをご存知でしょうか?
DAISO(ダイソー)、THREEPPY(スリーピー)、Standard Products(スタンダードプロダクツ)の3ブランドで展開されており、それぞれ異なる戦略で市場にアプローチしています。
本記事では、2回に分けて各ブランドの特長とマーケティング戦略について、売り場も交えながら考察します。
※店舗写真の掲載については、大創産業様から許可を頂いてます。
1. DAISO(ダイソー)
暮らしを楽しくするアイデアあふれる生活必需品を誇る「DAISO」
【特長】
DAISOは、まるで宝の山!日用品から趣味のアイテムまで、なんでもそろう品揃えが魅力です。約10,000点以上の商品の中には、思わず「これも100円!?」と驚くようなアイテムがたくさん!新商品も続々登場するので、訪れるたびにワクワクが止まりません。
【マーケティング戦略】
わかりやすい価格:すべてが100円(税別)というシンプルな価格設定で、買い物がスムーズに。
新しい発見:定期的に新商品を投入し、何度訪れても楽しめる仕掛けを作っています。
信頼感:品質の向上にも力を入れていて、リピーターをしっかり掴んでいます。
【ブランディング】
商品に対する信頼性やブランドイメージを強化するために、品質の向上にも注力しています。
【店内の雰囲気】
DAISOの店舗は、明るく開放的な雰囲気が特徴です。カラフルな商品が整然と並び、ショッピングを楽しむ気持ちにさせてくれます。特に、季節ごとのディスプレイは目を引くものばかり!来店するたびに新しい発見があり、買い物のワクワク感を提供してくれます。
2. THREEPPY(スリーピー)
【コンセプト】
「あいらしい。そして私らしい。」をコンセプトにした「THREEPPY」
【特長】
THREEPPYは、DAISOと同じく100円ショップですが、主に「おしゃれ」をテーマにした商品を展開しています。特に若い世代をターゲットにしており、デザイン性が高いアイテムやインテリア雑貨が揃っています。また、商品の価格帯が330円や550円など、少し高めに設定されていることも特徴です。
【マーケティング戦略 ターゲティング】
主に20代から30代の女性をターゲットにしており、SNSでのプロモーションや、インフルエンサーとのコラボレーションを積極的に行っています。
【ビジュアルマーケティング】
店舗のデザインや商品のディスプレイに力を入れ、InstagramなどのSNS映えを意識した展開をしています。
【ストーリーテリング】
商品の背後にあるストーリーやコンセプトを明確にすることで、消費者の共感を呼び起こしています。
木目の棚やピンクのくすみカラーを基調にすることで、DAISOとは違う雰囲気となっております。
いかがでしたでしょうか?
商品だけでなく店舗のディスプレイや陳列も異なり特徴づくりがされてると思いました。
次回は、もう一つのブランドStandard Products(スタンダードプロダクツ)と3つのブランドのツール比較になります。
中編もどうぞよろしくお願いします。