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2025.03.12販促・マーケティング

販促什器トレンド図鑑 Vol.16【化粧品(コスメ)向けフロア什器No.2】

こんにちは。大阪紙器設計の原です。

様々な什器やPOP什器類を、トレンド情報を混ぜながらご紹介させていただく
「販促什器トレンド図鑑」のVol.16です。

前回までは2024年の化粧品業界の動向をご説明しました。では2025年の化粧品業界にはどのようなトレンドが予測されるのでしょうか?

株式会社アイスタイルが「@cosmeベストコスメアワード2025上半期トレンド予測」で発表したトレンドによりますと、
「#気まぐれ天気プチ直し」、「じゃら×2 チャームコスメ」、「貼るコスメ」、「ぷるんリップ界隈」、「血色感リンクメイク」、「おうちで韓流肌管理」が挙げられています。

特に「#気まぐれ天気プチ直し」は2024年の半分近く(!)を暑い夏時間が占めていたことで、ゲリラ豪雨や線状降水帯の発生が多かった事を述べてます。
そのような気まぐれな気候が今年も続く事を予測し、メイクやヘアの「お直し」ニーズの高まりを予想しています。

今年も様々なトレンドや話題の化粧品が登場すると思われますが、実店舗回帰が当たり前になった今だからこそ店頭での販促が欠かせません。
特に化粧品(コスメ)向けフロア什器はその存在感や華やかさから店舗でお客様に与える印象は非常に強いものがあります。
今回はお客様に対して強い訴求力を備えた化粧品(コスメ)向けフロア什器をご紹介します。

化粧品(コスメ)向けフロア什器①

コスメフロア什器のパターン構成として、直方体のひな壇と斜面のあるひな壇の組み合わせがよく店頭で見られます。
しかしその構成のみでは他の什器に埋もれてしまいあまり目立たない可能性があります。

こちらの什器は構成こそ上述したようなパターンですが、そこに曲面を加える事で滑らかな雰囲気を什器に与えています。
ほんのひと手間ではありますがちょっとした工夫を施す事で什器をグッと魅力的にすることが出来ます。

化粧品(コスメ)向けフロア什器②

商品を陳列するひな壇を全て曲面で構成したコスメフロア什器です

化粧品(コスメ)向けフロア什器①と同様に曲面を用いた什器ですが、先ほどの什器が滑らかさを表現していたのに対しこちらの什器はさらに踏み込んで柔らかさを醸し出しています。
特にひな壇2段目の1段目に垂れ下がるようなステージがソフトな印象をお客様にもたらしてくれます。

デザイン性の強い形状に比べ商品の配置自体は非常にシンプルでありひな壇の1段目と2段目に商品を並べる仕様です。
商品配置を簡潔にする事で什器の形状がより際立ちどこか品のある什器に仕上がってます。

化粧品(コスメ)向けフロア什器③

陳列する商品類の中で特定の商品を際立たせたい場合、展示スペースの一部を凝った形状にすると効果的です。

こちらの什器は手前の商品配置は斜面に商品穴を開けただけですが、奥側の陳列スペースは筒型の展示台を配しています。
ただの円柱ではなく天面を斜めにし、尚且つ筒を囲むカバーを取り付けています。

これらのデザインにより陳列する商品に特別感を与える事が出来ます。
円柱の展示台が什器から浮かばないように什器全体に円形の意匠を散りばめているのもポイントです。

化粧品(コスメ)向けフロア什器④

今までにご紹介した什器とは一転してガーリーで可愛らしいコスメフロア什器です。什器の右半分を装飾に用いる事でブランドが持つ世界観を強く訴えることが出来ます。
什器を構成する一つ一つの要素に具象的な意匠を施し世界観の補強を行っています。

私見ですが、こういったポップな要素が散りばめられたコスメフロア什器は昨今あまり見かけず落ち着いた構成の什器が多い気が致します。
しかし流行は周期する物ですので、このようなビビットな印象の什器も今後は増えていくのではないかと予想しております。

最後に

以上、化粧品(コスメ)向けフロア什器をご紹介いたしました。

コスメ業界が好調である事は前回前々回共にご説明しましたが、特に年々コスメ業界で存在感を増しているカテゴリーがあります。
それは男性化粧品です。

株式会社インテージが行った、消費者から継続的に収集している日々の買い物データSCI®(全国消費者パネル調査)から推計した男性化粧品の市場動向と意識調査によると
2024年の男性化粧品全体の市場規模は497億円(前年比114.8%)2019年と比べると1.8倍もの数字となっています。

興味深い点は基礎化粧品の購入率と購入金額です。
10~20代の男性は2017年と2023年を比較すると購入率は1.15倍、金額は約2倍と増えているのですが、
40~50代の男性の購入率と購入金額も同様に増えています。(購入率は1.2倍、金額は1.3倍)
男性の美容意識の高まりは若年層だけでなく中高年層でも活発になっているようです。

しかしながら男性化粧品市場は国内化粧品市場全体の構成比としては5~6%とまだ小さい数字です。
男性化粧品のフロア什器が店舗にほぼ無い事もそれが原因だと思われます。しかし今後も順調に市場が推移していけば男性化粧品のフロア什器が誕生する日が来ると予測できます。

化粧品(コスメ)向けフロア什器は各社が工夫を凝らして多種多様な華やかな什器を創り出していますが、
近い将来全く新しいデザインや形状の什器が現れるかも知れません。
そういった事象も含めて、今後も化粧品(コスメ)市場は目を離せない業界です。

弊社の大阪・東京・福岡のショールームには最新の実績物の他、実際に製作した化粧品(コスメ)向けフロア什器も多数展示しております。
ご興味のある方は、各拠点の東具営業までお気軽に見学をお申し出ください。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

投稿者

原

企画開発部 西日本設計チーム

西日本設計チーム係長
特技は折り紙。好きな言葉は「枯れた技術の水平思考」

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