2025.04.09販促・マーケティング
【新人デザイナー】案だしの流れ
西日本デザインチームの長田です。
本日は私なりの案だし方法について、例を交えつつ発信していこうと思います!
気楽にご覧いただければ幸いです。
目次
- 事前準備
- ChatGPTの活用
- マインドマップの作成
- 過去事例からインスピレーションを得る
- ラフの作成
- さいごに
事前準備
まずは、案だしをする前に事前に知っておくべき情報を集めたり、整理します。
例えばこんな感じです!↓↓↓
上図のように、「お客様の目的とターゲット・お客様の商品特徴・訴求の優先度・競合商品について」の項目を理解してから案だしに入ります。
ChatGPTの活用
事前準備ができたら、ようやく案だしに取り掛かります!
私の場合は、事前準備で集めたキーワードを元にアイデアのヒントになりそうな情報をひたすら調べます。そんな時に活用しているのがChatGPTです。今回の場合だとお肌に優しい日焼け止め商品なので、「優しい」を抜き取って調べたり、子供向け(正確には小学生以下の子供がいる親向け)を押し出すために「安心感」について調べたりします。
マインドマップの作成
マインドマップの作成はChatGPTでのヒント集めと並行して行います。事前準備で集めたキーワードを基軸として、ChatGPTで集めたワードを派生させていく感じです。
上図のようなマインドマップを深堀したいキーワードの分だけ作成していきます。そうすることで、それぞれの派生の中で共通している点なども見つけることが出来ます。共通点を見つけることで、「この点はマストで取り入れておこう」などとデザインの方向性をより固めることができます。
過去事例からインスピレーションを得る
デザインの方向性が決まると、「形状」「表現」「素材」などをより具体的に定めます。そんな時に最もインスピレーションを与えてくれるのが過去事例です。Pinterestや社内の過去制作物のデータ、日々蓄積しているリサーチの情報などのデータ上のものから、社内に造設されているショールーム(東具で製作した什器の実物が展示されているスペース)や実際の売り場を訪れて実物を観察したりなどです。新人の私からすると、本当に過去事例さまさまです…。
ラフの作成
デザインのテイストや形状などの構想がまとまってくると、ラフに起こします。私は基本的には手描きでラフを起こしますが、メンバーに共有する時などはIllustratorで丁寧に起こします。
私の場合はラフの時点でできるだけ細かく構想をまとめていないと、デザイン作業に入ってから結構苦戦して時間がかかるので、最近は「どこにどの訴求を入れるか」「ここはどんな感じのあしらいにするか」「ポップアップはどこにつけるか」など全体的にある程度決めておきます。
さいごに
最後までお読みいただきありがとうございます!
本コラムでの案だし方法、さも自分流という感じでご紹介しましたが、実はこの1年間で上司の方々にお教えいただいたものばかりだったりします…。それに、上記の方法でじっくり丁寧に考案したラフでも、実際にデザインしてみると中々思い通りにいかずハマってくれなかったりするので、デザインって本当に難しい…と日々苦戦中です。
まだまだ難しいと思うことばかりですが、それでももっといいアイデアやデザインを生み出せるように、これからもめげずに頑張っていこうと思います!