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2020.07.09社長コラム

うがった見方

株式会社東具 代表取締役社長の清水貴義です。
日頃より、東具に関わる皆様方には誠に感謝いたします。

新型ウイルス感染拡大のニュースがまだまだ治まりません。世間は感染拡大予防と経済活動の両立を目指し、新しい生活様式を取り入れ模索しています。
これだけ世界中の老若男女が関心を寄せる話題を、日々テレビ番組が報道していますが、先日私はとある報道番組で気になることがありました。その番組のメインの進行役のタレントが「うがった見方をすると・・・」とコメントしたことです。
「・・・」の内容ではなく、「うがった見方」という表現と言葉の使い方に、以前から私は違和感を覚えているのです。そのタレントは明らかに「うがった見方」を「疑った見方」という間違った意味で使われていました。正直、私自身ここ5~6年前からよく耳にする機会が多くなった言葉だと感じていますが、一時期は流行りかのように多くの人が乱発させていました。発言する人も受ける人もどちらも間違った認識をしたまま今日まで来ていると思うと、発している内容や人についてまで信憑性が低く感じてしまうことが残念に思います。文化庁の広報誌に掲載されていた記事ですが、「うがった見方」について解説があります。そもそも「うがつ(穿つ)」とは「穴を掘る」ということであり、そこから転じて「物事を深く掘り下げ、本質を的確に捉える」「隠れた真相を見抜く」という意味で用いられる言葉です。例を挙げると、「君はうがった見方をするね」は表面からは理解できない物事の真相を突いた見方ができる「君」を評価しているということになります。

ある年の世論調査の統計では、正しい認識をしていた人は全体の25%ほどで、「疑って掛かるような見方をする」と認識していた人が50%近くもいたようです。現代はスマホやパソコンを使えば簡単に言葉が表現できるということもあって、言葉をなんとなくの雰囲気で認識している人も多いでしょう。ほかにも「潮時」とは「ものごとの終わり」という意味ではなく「ものごとを行ったりやめたりするのにちょうどいい時期、好機」というのが正しい意味です。また、「なし崩し」は「流れるままに曖昧に×→物事を少しずつ済ませていく〇」、「煮詰まる」は「もうアイデアが出ずお手上げ×→十分に議論ができた〇」などと間違って認識している人もいるのではないでしょうか。そして「ご静聴×→ご清聴〇」、「采配を振るう×→采配を振る〇」などちょっとややこしい表現や、「腹痛が痛い」みたいに「後悔する」を「後で後悔する」などと二重に掛けて普通に使ってしまいがちな表現もありますよね。
今回はタレントが表現をしていたことですが、局のアナウンサーが間違った表現をしていたら大変なことになっていたでしょう(←統計上半分の人は気付かないかもしれませんが)。当然私たち広告に携わる者も表現には細心の注意を払わなければなりません。間違った表現をしてしまうことは致命傷になります。会議や発表の場といった公の場でも、意味や使い方を間違った表現をすることで権威を欠き、恥をかいてしまったり、真意が伝わらなかったりすることにもなるでしょう。流行りの言葉や横文字を駆使して表現できることはカッコイイことでしょうが、それより表現する人も受ける人も、うがった見方ができるような人になれたらいいですね。

投稿者

清水 貴義

代表取締役社長

清水 貴義

東京支店長、専務取締役を経て平成22年3月に代表取締役社長に就任。

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