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2020.02.10社長コラム

常識と価値観

株式会社東具 代表取締役社長の清水貴義です。
日頃より、東具に関わる皆様方には誠に感謝いたします。

最近の世間の関心事はコロナウイルスなのでしょうが、この件につきまして私は専門家ではありませんのでここで語ることはいたしません。
さて、最近では様々な立場の人やコトが世の中で尊重されるようになってきています。それと同時に常識というものが何をもって常識かがわかりにくい感じがします。このように感じるのは、おそらく世代別に分かれているなど、生まれ育った環境や、関わった人による影響も大きな要因の一つでしょう。
わが日本においては憲法があり、会社においては就業規則があります。学校でも校則というものがあります。様々なシーンでの「決まりごと」があるのですが、さすがにすべてのことに決まりごとがあるわけではありません。仕事をするうえでは「報告・連絡・相談」といったビジネスシーンでは当たり前のように使われるキーワードがあります。あらためて文面化してみようと思います。
まず「報告」とは、社長や上司から出される指示に対して、社員や部下がそれに取り組みながらその途中経過や結果を伝えること。「連絡」とは、そのことに関係する人たちに自分の意見や憶測を含まず事実の状況を知らせること。「相談」とは、その遂行途中で自分だけで判断することが難しいときに、社長や上司に伺ってその考えや意見を聞くこと。

特に「報告」については指示に対しての答えですので、必ずしなければいけないはずです。
指示をされていないことでも業務として必要なことであれば、それをしなければいけないはずです。ここで価値観の違いが出てくるのです。上司と部下の間で報告するべきことなのか報告する必要のないことなのかのギャップが生まれるのです。時には部下が上司にことのプロセスを長々と報告していつ結論に辿り着くのかが不明なぐらい要領の悪い報告をした場合、上司は部下に対して「結論から先に、プロセスはシンプルに」と指導をされることがあるでしょう。これが部下に対して上手く伝わらないと、必要な報告事項も削ぎ落してしまい、何のことかわからない報告になることがあります。そして終いには面と向かって報告しなければいけないような大事な事案であっても、報告すること自体に億劫に感じ日々の日報にチョロッと記して済まされる場合もあります。人間の価値観はそう簡単に変わるものではないと思います。
しかし仕事をする上では、認識を共通化するための働きかけは必要でしょう。「良い報告よりも悪い報告を」という言葉があるように、報告とは特に悪い問題に直面したときに適切な改善策を講じるための第一歩なわけですから、価値観とか常識とかのレベルの話ではないのです。報告とは、しなければいけない業務なのです。
報告以外でも、仕事をするうえで常識と言われていたことが最近では曖昧になってきています。挨拶をするということも常識では無くなっているように感じます。営業職が定期的に取引先に訪問するということも常識ではなくなっているのでしょうか。いずれも私は常識だと思っていたのですが。これらを自然に出来る人もいるのですが中には、そもそもする意識が無くて出来ない人、意識はあるが意図的にしない人などがいます。業務としての意識が無いのでしょう。これを価値観の違いとして割り切るべきなのでしょうか。

投稿者

清水 貴義

代表取締役社長

清水 貴義

東京支店長、専務取締役を経て平成22年3月に代表取締役社長に就任。

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